原節子さん、NHKで、デジタル修復した映像を何本か見ました。「伝説の女優」などと呼ばれるらしい。
原節子さんは、自分の出番が終われば、撮影スタジオから帰る人が多いのに、他の俳優たちが演じる姿をじっと見続けていた、とカメラマンの原一民さんが証言していました(「クローズアップ現代」)。
その、人からは見えないところでの生き方が、映画のスクリーンに滲み出ていますね。
演じることは、≪本当の自分≫を見つけること?で、ティナ・パッカーさんが「皆さんがその役そのものでなるのでして、自分の中にその役を見つけなくっちゃね。」と仰るように、原節子さんも、真摯に自分と向かい合って、役を見つけ出していたからこそ、その匂い立つ風が、スクリーンからも、立ち現れるのだと、感じますね。
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