エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

人の立場になれる子に育てるためには

2016-04-23 07:33:48 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 
倫理的想像力とパレーシア
  倫理的想像力。聴いたことがありますでしょうか? この言葉はいろんな人が言っているのかもしれませんが、私は大江健三郎さんがおっしゃる意味で、倫理的想像力を鍛...
 

 脳が発達するためには、遊びが必要です。最近のニッポンの学校は、遊びが少なすぎますから、脳があんまり発達してないことになりますよね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第11章、「癒しのやり取り」のp.239の 第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 さらに、我が国の教育制度と、関係性の重要性を社会がおしなべて蔑ろにすることは、共感が育つことに水を差しています。言葉と同様、共感も人類にとって根源的な能力ですね。共感は、人間とは何かを定義するのに役立つ能力でもありますね。しかし、言葉と同様、共感も学ばなくてはなりません。ふつう、言葉も共感も、子どもの頃に身に着けるものでしょ。でもね、コナーやレオンの話が示す通り、共感の発達と、共感の発達に依存している対人関係のスキルは、まわりからの大事なやり取りが必要です。

 

 

 

 

 

 共感。人の立場に立てる子に育てたいと思ったら、その子が子どもの頃から、その子の立場にあなたが繰り返し立てなくっちゃね。

 

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