本当の自分を組織化するためには、それなりの時間が必要です。でも、単に時間を過ごしてるだけでは、組織の同調圧力や利益誘導にかないませんから、いつまで経っても、本当の自分をまとめることなど、できませんよ。お若い世代の人たち、じっくり時間を掛けて、誠実に真実に、自分自身と向き合ってくださいね。
Young Man Luther 『青年ルター』p.218の第3パラグラフから。
ルターが仕事を再定義したことは、多分、ルターの他の言葉よりも、誤解されてます。ただし、性に関する言葉は例外です。この2つのデリケートな領域では、言ってることとやってることが、全くの別物になります。自分がもともと言ったことで、その偉人が本気になってたことを決めようとする時には、その偉人が、その時代の何に抗して話をしていたのかを発見することがいつだって役立ちます。あるいは、かつて言い過ぎたことの何を訂正しようとしたのかを発見することが、いつだって役に立ちます。というのも、ふつうは、他人が言い過ぎたこと、あるいは、よくあるケースですが、本人が言い過ぎたことを、過度に訂正するとに、その人が偉大かどうか? はかかっているからです。
日本でも、「沈黙は金」などと言われますが、多くの場合が逃げ口上。無責任の親戚です。真の偉大さは、いつでも、間違いをハッキリ「間違い」ということです。裸の大様の子どもを考えてみたら、分かります。
昨日は日航ジャンボが御巣鷹山に落ちてから30年。何故あんな大事故が起きたのか? 多くの社員が「腑に落ちない」を、繰り返しホッタラカシにしたからです。吉本隆明さんが反省した、日本の軍部を独走された反省が、また繰り返された形です。あのジャンボは、尻もち事故の後、いつも異常があったことが、複数の機長の証言で明からになりましたね。整備には一応「異常」を伝えたけれども、高度10000メートルでは異常が出ても、地上では「異常なし」となった。その繰り返し。それ以上の要求をするのは、「組織の中では難しい」と、ある機長が言ってましたっけ。つまり、それ以上言うことは、自分が損することになる訳ですね。組織を超えた価値を知らない「タコツボ」人間だと、自分が損することはできません。
ですから、偉人は常に、組織も時代も≪超越≫した価値と使命を、ハッキリ認識しているんですね。だから、「間違い」に対して、ハッキリ「NO」と言えるわけです。しかも、丸山眞男教授によれば、「『間違い』に対して、まっすぐに『NO』と言うこと」こそが、いつも何度でも、民主化の要です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます