≪真の関係≫は、心の向き、心の態度です。
p43下から3行目から。
親身に、他者を大事にすること
もっとも根源的な≪真の関係≫は、あらゆる種類の≪真の関係≫を基礎付けるものですが、親身に他者を大事にすることです。つまりは、誰の求めにでも応じること、誰から構わずに世話を焼くこと、誰に対しても、価値アリ、と感じること、誰のことでも、謙虚な気持ちで知ること、誰でも長生きができますように、と願うことです。これは、聖書が「自分を大事に思うように、隣の人を大事にしなさい」という時の、≪真の関係≫と同じです。親身になって人を大事にすることは、人類全体を大事にすることなのです。親身になって人を大事にすることには、誰かを仲間はずれにしようということがありません。私が≪真の関係≫で人を大事にすることが発達すれば、私は人類全体との人間的連帯や、人類全体との一体感を経験することになります。
親身になって人を大事にすること、これ以上、今の日本に求められていることはありませんね。それは、わざわざ「敵」を見つけて、集団になって戦うこととは正反対ですよ、安倍晋三首相。人を大事に思えば、人類全体が幸せになることを、宮澤賢治のように願わずにはおれないからです。
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