インターメッツォ : 「良い人生だった」と振り返るためには?正しい翻訳が、正しい信頼、正しい学問になる 5訂版 いま、Young Man Luther 『青年ルター』の翻訳を進めてますでしょ。とっても示唆......
今朝の聖書の言葉はοἱ πτωχοὶ τᾣ πνεύματι,ホイ プトーコイ トー プネウマティ,心底貧しくされた者,です。
これは,息も絶え絶えになるほど貧しくされている者ということですから,教会に行っている人ではないことは,本田哲郎神父様が繰り返し教えてくださるところですね。辞書には乞食とありますからね。
乞食に出逢った時のことを想像してみてください。なるべく遠巻きにしたくなりませんか? なるべく関わりたくない。そういう乞食を神様はお選びになっている不思議。
私はサイコセラピストですから,発達トラウマ障害(DTD)の子どもや大人に会うことがとても多い。そういう子どもたち,大人たちは,呼吸が浅く,速くなっている場合が多い。私どもも,腹が立つこと,心配なことがあれば,意識はしませんが呼吸が速くなり,浅くなっていますよ。発達トラウマ障害(DTD)の子どもも,大人も,心配なこと,オッカナイことだらけですから,いつも,呼吸が浅くなり,速くなっていますもんね。ですから,マインドフルネスと言う呼吸法をやって,深くてゆったりした呼吸ができるようにして,自分を取り戻してもらう訳です。
ですから,οἱ πτωχοὶ τᾣ πνεύματιと言うのは,実に現実を言い当てた表現だと感じます。辛い立場,心底貧しくされた人は,呼吸に課題があるのですからね。
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