「重度の」母親面接を回避している私波風が立ちます 一流の学者は、詩人 心の中に悦びの泉を。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p101の第2パラグラフ......
発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.169,第2パラグラフから。
社会で支えることが,生きる上で必須であって,選択肢ではありません。ですから,社会的な支援が発達トラウマ障害(DTD)の人たちが生きていく上で必須であるという現実は,予防と治療の要です。トラウマと子どもの相手をしないことが,子どもの発達を根源的に傷つけるんだ,と理解することによって,親を非難したいのではありません。私どもが考えていることは,親は出来ることを精いっぱいやっている,ということですし,すべての親は子育てには人の助けが必要だ,ということです。およそ,あらゆる工業化された社会においては,アメリカは別ですけれども,子育てには社会的支援が必要だ,ということは理解されていますから,公的な家族支援が提供されます。ジェームズ・ヘックマンは,2000年のノーベル経済学賞受賞者ですが,ハッキリと示してきたことは,赤ちゃんの時からの子育てプログラムを質の高いものにすることは,親を巻き込み,貧しい子どもたちに基本的なスキルを提供するものになれば,元を取ってお釣りがくる,ということでしたね。
赤ちゃんの頃からの子育て支援は,すべての子どもと親にとって必要です。
ところが,アメリカ以上に子育て支援が貧しい状況にあるニッポンは,ボツになった原稿に記しましたように,病んで不毛な社会( impoverished society 国際障害者年行動計画の言葉から)」ですから,長期的には,大損をさせられている訳です。「保育所落ちた,日本死ね」は,経済学的に言っても,正しいことを言っている訳ですね。
http://toyokeizai.net/articles/-/73546のヘックマン教授の解説記事も,ご参照ください。
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