エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

気持ちは至る所に現れてますからね。

2016-03-24 02:58:33 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
不思議がり
  オットーさんも素敵な詩人ですね。 The Sense of Wonder 『不思議を感じる心』から p101の第3パラグラフ3行目途中から。 ...
 

 ペネベーカーさんの実験は、世界中で、その効果が証明されているようですね。

 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』の第14章 Languare : Miracle and Tyranny「言葉 :奇跡も残虐も(、もたらすもの)」p.243の、第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 ペネベーカーさんの研究のもう1つの側面にも、私は関心を持ちました。ペネベーカーさんの研究協力者達は、親しいことを話す時と、難しい課題について話した時、声の感じと話し方が変わる場合が多いことですね。その違いはハッキリしてますから、ペネベーカーさんは、この実験とは違うテープを混ぜちゃったかな、と思ったほどでした。たとえば、1人の女性は、その日の予定を子どものようなキャンキャンする声で話したかと思ったら、舌の根も乾かないうちに、レジから100ドルくすねた話をした時には、声は小さくなるは、トーンも落ちるはで、まるで別人でした。気持ちがいろいろ変われば、研究協力者たちの手書きも変わりますからね。研究協力者が話題を変えれば、丸っこい字から、角ばった字に変わるやもしれませんね。文字の傾きや筆圧まで変わるんですね。

 

 

 

 

 

 気持ちって、至る所に現れてんですね。

 この前初めて面接した子も、最初は緊張して、吃音が出てたけど、楽しい話が一緒にできたら、吃音が全くでないばかりか、こちらが訊くことに、出来るだけちゃんと応えよう、って感じになりますからね。表情や声のトーンや大きさ、立ち居振る舞い、姿勢まで変わる感じになります。

 気持ちは実に至る所に現れますよね

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 発達トラウマの子どもを癒すもの | トップ | 発達トラウマこそが、一番緊... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿