内村鑑三の人と思想を紹介する鈴木範久先生の番組「道をひらく」の再放送が始まりましたね。先日第2回目があり、その(再)再放送が明後日22日のお昼過ぎにあります。その中で「内村が最も嫌った人」として挙がった人、どんな人だと思いますか? それは「宗教を押し付ける人」だそうですよ。鈴木範久先生が、内村の思い出を語る人から聞いた話としてご紹介くださいました。なるほどなぁ、と感心しましたね。
この「宗教を押し付ける人」は、現代日本語で翻訳すると、「正しいこと」を押し付ける人、だと私は考えます。それは、いろんな形でいますね。
まず、思いつくのは、わが安倍晋三首相です。あの人、2度目の首相指名を受けた後がまさにこうですよね。わが安倍晋三首相が考える「正しいこと」、「違憲」判決のある議員定数のままで選挙をすること・集団的自衛権・原発再開・福島原発の現状の隠ぺい・放射能健康被害の基準のゴマカシなどなど。これらはひとつひとつは、どれも許しがたい暴挙ですね。
でも、これだけじゃぁないんですね。
私は小学生の母親や教員と日常的に付き合いがありますでしょ。その中の少なくない人数の人が、子どもに「正しいこと」を押し付けようとするんですね。これが子どもたちに心の病をもたらしますし、子どもにとって、最低・最悪のことだ、という自覚のかけらもない。「良いことをしてるつもり」なんですね。ある意味この人たちは「病識」がない。
ですから、残念ながら、私の仕事のかなりの部分が、この「病識」を喚起することにならざるを得ません。まぁ、仕方ないことですが、「病識」喚起のしごとも、なるべく歓喜をもって、陽気で楽しくやってますよ。
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