ひどいのは、参議院特別委員会だけじゃぁ、ない!エリクソンは、もちろん、預言者じゃぁ、ありませんからね。人間の育ちをよくよく知っていて、母子関係始め、人と人の関係が、心と心が響き合わなくなった場合、人はこうなり......
発達トラウマ障害(DTD)の子ども。発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害研究は、新しいようで古い。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.131の、第2パラグラフから。
しかし、これは、私どもの心の地図が経験によって変わらない、ということではありません。心底大事にされる経験は、特に思春期で、心底大事にされたら、脳が急激な変化をする時期ですから、本当に変化が現われます。1人の子どもが生まれることもそうですが、私どもは子どものお陰で、どうすれば人を大事にすることができるのか分かりました。子どもの頃に虐待されネグレクトされた大人たちは、親しみや信じあうことの美しさをまだまだ学ぶことができますし、広い世界に心開かれる、最深欲求にも繋がる経験もできますね。反対に、以前には汚されて来なかった子ども時代の心の地図は、大人にレイプされたり、虐待されたりすれば、メチャクチャになりますから、すべての道は、恐怖か絶望に通じるようになりますよ。こういった反応は、理屈で割り切れるものではありませんから、イラショナルビリーフの枠組みを変えたくらいでは、変わりません。この世の中を地図にした心の地図は、感情脳に組み込まれていますから、この心の地図を変えることは、中枢神経を部分的に再組織化することになりますし、拙著の治療に関する章の主題です。
ここも、ユングが自分の経験と直感に基づいて体系化したことの一部を、脳科学の観点で述べている感じのするところですね。さっきのユングの言葉にも通じますよね。面白いですね。
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