マザコンの弱虫。マンガ『ドラえもん』で言えば、スネ夫ちゃん。金持ちを鼻にかけ、自分は弱虫だから、いつも乱暴者のジャイアンにすり寄り、「虎の威を借る狐」よろしく、強がって見せる。重責に耐えられず、お腹が痛くなると、すぐに「僕辞める」と、仕事を投げたしちゃう。
昨日取り上げた、元経産省の古賀茂明さんが、岩波セミナーホールで行った公演(https://www.youtube.com/watch?v=mXO3Kfjdz6Q)では、「安倍(晋三)さんは、『マザコン』と言われるのが一番嫌い」と紹介されてました。臨床心理学的に申し上げれば、それは「安倍晋三=マザコン」が当たりだから、そう言われるのが嫌うんでしょう。自分がマザコンでなければ、言われても、平常心を失うことはないはず。自分が弱虫だから、心の傾きとして、スネ夫ちゃんのように、「強そうに見える者」にすり寄り、「虎の威を借りて」エバる。これが、我が宰相、安倍晋三首相の実体であると、私は確信します。
それで、なぜ、ミスミス後藤健二さんは、見捨てられ、見殺しにされたのか? を上掲の古賀さんの講演で教えられました。安倍晋三首相は、この1月16~21日、中東諸国を訪問しました。「ニュースハンター」(http://hunter-investigate.jp/news/2015/01/28-abe.html)によれば、
「【エジプト】(1月16日~17日)
日エジプト首脳会談及び昼食会,エルシーシ大統領と経済ミッションの会合、マハラブ首相との会談、日エジプト経済合同委員会における中東政策スピーチ、大エジプト博物館視察
【ヨルダン】(1月17日~18日)
日ヨルダン首脳会談、アブドッラー2世国王夫妻主催夕食会、アブドッラー2世国王主催日・ヨルダン経済界との会合及び昼食会、ヌスール首相との会談、ヨルダン国立博物館視察
【イスラエル】(1月18日~20日)
日イスラエル首脳会談、ネタニヤフ首相夫妻主催夕食会、ネタニヤフ首相と経済ミッションとの会合、リヴリン大統領への表敬、ヤド・ヴァシェム(ホロコースト博物館)訪問、経済セミナー出席、エルサレム旧市街視察、ヘルツォグ労働党首による表敬、「イスラエル・パレスチナ合同青年招へい」及び「中東和平プロジェクト」参加者の同窓会、内外記者会見
【パレスチナ】(1月20日)
アッバース大統領との首脳会談及び昼食会、アッバース大統領と経済ミッションとの会合、アラファト廟訪問
首相は、17日に開かれた「日エジプト経済合同委員会」におけるスピーチで『ISILと闘う周辺各国に2億ドル』と表明。これが発端になって、邦人2名の殺害予告につながったと見られている。」
とのことです。
イスラミック・ステイト(ISIL)が、後藤健二さんらの殺害予告と2億ドルの身代金要求を、ウェブで公開したのが、1月20日。身代金が「ISILと闘う周辺各国に2億ドル」とみあっています。ISILの要求の中に安倍晋三首相の演説が引用されてました。これらのことから、ISILの殺害予告と身代金要求は、安倍晋三首相のエジプトでの演説に対する反応、対抗措置であったことは、火を見るよりも明らかでしょう。
安倍晋三首相は、後藤さん等がISILに拉致されていることを知らなかったんでしょうか? いえいえ、官邸は、ISILから後藤さんの奥さんに送られたメールは全て知ってしましたし、奥さんとの面談もしてんですね。ですから、命の危険が後藤さん等に迫っているのを承知の上で、あれだけ勇ましい、強がりの演説を、わざわざエジプトまで行ってやったんです。これは「『列強諸国の仲間入り』する方が、日本市民が1人殺させるよりもマシ」という判断が、安倍晋三首相にあった、と考えて間違いありません。この前後に、「後藤さんは、3度もの渡航自粛要請を断ってシリアに行ったんだから、(殺されても)自己責任だ」との意見が、考えも、矜恃もなし、のメディアから流されましたよね。
私は、
弱虫マザコンの晋ちゃんの弱さのために、後藤健二さんは殺された、
と考えます。
さらに、
1人の日本人市民を助けられない人が、日本を守ることなど到底できない
と確信しますよ。
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