ルターは自分が苦しんだことを人のために役立てました。
Young Man Luther 『青年ルター』p198の第3パラグラフから。
ルターは、講義をするときは、説教する時とも修道士だった時とも、別人でした。ルターが得意としたのは、聖書注解でした。ルターが一番注意深く学んだのは、古典(標準注釈とライラ)と、アウグスティヌス学派の人たちの先達でした。ルターは、当時のユマニストの学者たちに後れを取りませんでしたし、エラスムスのギリシャ語文献研究にも、ルクランのヘブライ語文献にも通じていました。
ルターは、非常に政治的な動きもしたので、そちらが目立ちますが、ギリシャ語やヘブライ語の研究という、学問をするための基礎を大事にしてもいたのでした。真理に忠実な時、学問が力を発揮する場合がよくある形です。
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