神様の性質が、母性性と父性性のバランス次第。人が熟達するのは、その神様の性格をどう考えるのか、その深さ広さによるのでしょう。
p63第3パラグラフ。
人類が母親中心の社会構造と宗教から、父親中心の社会構造の宗教へと進歩するので、私どもは成熟した≪真の関係≫を、主として父性的な宗教において、辿ることができます。この発達のはじめに、1人の横暴で、妬みの神を見つけ出します。その神は、自分が創造した人間を、自分の所有物と見なしますし、人間に対して自分が好きなことをする資格が与えられます。これが、神が人間を天国から追い出す、宗教の場面です。なんとなれば、人が知識の木から実を食べ、人が神自身になることがないように、ということなんですね。ここが、神様が洪水によって人類を滅ぼそうと決心した場面です。というのも、人類はだーれも神様を満足させる者がいなかったからです。ただし、お気に入りの息子が一人、いましたが。それがノアです。これは、神様がアブラハムに対して、一人息子、大事な我が子のイサクを殺せと求める場面なんですね。それは、アブラハムの神に対する≪真≫を、その究極の服従によって証明するためでした。
≪真の関係≫は、父なる神のもとで発達する。それは厳しい要求を、父なる神は私どもひとりびとりに対して、出してくるからですし、その要求に服従することが≪真の関係≫を鍛えるからなんですね。
ですから、≪真の関係≫は、訓練の賜物。
訓練なしには、≪真の関係≫を手に入れることができないのですね。
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