男と女の黄金律も、不思議で面白い。
p236ブランクの後から。
いちばん親密な人との出会いから、専門的な、それでいて、比較的親密な出会いへと話題を変えましょう。それは、医者と患者という関係において、厳然とした、ハッキリとした不平等があります。それは、かたや相手を知るもの、かたや相手から知られるもの、そして、かたや助けるもの、かたや苦しんでいるもの、さらには、かたや人命を扱う開業医、かたや死と病の犠牲者、という役割の違いがあります。この関係が不平等であるがゆえに、医療関係者は、自分自身の、専門上の独特の誓いがありますし、「医者」という例外が許されない理想にふさわしく生きる努力もします。ところが、治療の技術を施すことによって、極端な開業医たちが許される場合があります。それは、家庭や診療所を超えてエバッタ態度から、仕切り屋の嫌がらせまで、意地悪の専門家からすべての(実際は、ほとんどすべての)患者を大事にするけど、感情むき出しの人ものまで、いろいろです。
関係が平等でないから、こんなに変な医者、教員、臨床心理士、保育士、福祉従事者が出てくるんですね。
そんな人たちが出てくるのは、そこには≪やり取り≫がないからなんですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます