エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

精神分析の場は、楕円形    内村鑑三にも似ている!

2015-12-09 06:10:15 | エリクソンの発達臨床心理

 

 

 
「買い物依存」etc. はこうして生まれる。
  モノ、カネさえあれば幸せなはずなのに、実際は…。 p85下から2行目途中から。    ...
 

 アインシュタインとフロイトは、似ていないようで、実は似ている。

 The lie cycle completed 『人生の巡り合わせ、完成版』の第4章、「自我と人品 : 結びの覚書」p97の、第3パラグラフから。

 

 

 

 

 

 「精神分析の場」とは、セラピストの心とクライアントの心とを、お互いに相対的に動く「2つの共働する仕組み」として、描くことが出来る、と私は予てから主張しています。精神分析の出会いの中には、一見では、安らぎがありますし、面と向かわずに済むので、クライアントは「連想」が「自由に漂う」感じにもなりますし、その感じを強めることもできます。この連想は、ものすごいスピードで、遥かに昔のことから、今現在のことまで連想し、あるいは、怖かったことから、未来に望んでいることまで連想し、それと同時に、具体的なことや、空想や、夢の生活までも連想することが出来ます。

 

 

 

 

 

 精神分析の場のおかげで、クライアントが自由に様々なことを、様々なレベルで連想できるのは、クライアントとセラピストが、やり取りして共働する2つの人、楕円形になっているからですね。内村鑑三が言う「真理は楕円形」というときの楕円形です。

 この真理も「人格的真理」であるのは、さっきのブログと一緒です。

 

 

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