子育てから国際政治までrejectivity リジェクティヴィティ 「大事にする相手の仲間から、仲間はずれにしたい、底意地の悪い気持ち」が、あらゆるイジメ、あらゆる差別、あらゆる心の病、あらゆる......
発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害の子ども。コナー君の準備が整うまで、ブルース・ペリー教授は、時を待つのでしたね。
ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.148の、第3パラグラフから。
思った以上に、対人スキルの学びは困難でした。ボディ・ランゲージや対人関係の中で「やっていも良い」とサインは、コナーにとっては了解不能でした。そう言ったものは、単純にコナーに入って行きませんでした。コナーと共働で治療をしていると、人と人のコミュニケーションって、いかに洗練されていて、いかに微妙なものかってことを、繰り返し実感しましたね。たとえば、人と関わる時には、アイ・コンタクトが良いことだとされるものだから、人の話を聴いたり、人に話をする時には、人を見てすることが大事ですよ、と言ったとします。すると、コナーは、分かりました、と言ったけれども、コナーは以前、床から目を離さなかったみたいに、私から目を離さない、という有様でしたね。
人付き合いはむずかしい。言葉にし尽すこともできません。スキルに還元しきることもできませんでしょ。ソーシャル・スキル・トレーニングに対して、元来私は懐疑的です。形ばかり覚えても、形式はウソになりがちだからです。
ブルース・ペリー教授のソーシャル・スキル・トレーニングも、だいぶ苦戦してますもんね。
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