今朝の聖書の言葉は,κηρύσσω ケリュッソー,宣べ伝える,です。
でも,この言葉は,本田哲郎神父様によれば,単に「お知らせ」を知らせることではないみたい。能書き垂れとは違うらしい。本田哲郎神父様は「身をもって知らせる」という意味だと言います。
サイコセラピーをしている時には,言葉が大切になります。実態のある,いのちことばであることが大事だからです。サイコセラピストは,頭でっかちの言葉は言わない。「頭でっかちの言葉」=「口だけの言葉」=「ウソとゴマカシ」なんですよ。それで,私どもサイコセラピストのところに来る子どもはみな,その「口だけの言葉」によって,毎日,刻々と,傷つけられてきたんですね。ですから,実感した、いのちことばが大事です。
発達トラウマ障害(DTD)の子どもでも,いのちことばの≪話し言葉≫が≪見通し≫と≪出来事≫と結びついていることを繰り返し体験する中で,根源的信頼感を回復することができます。
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