発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.147、箇条書きの2番目から。
・1/4以上の人が「はい」と応えたのは、「親がしょっちゅう、無理強いしたり、物や食べ物を横取りしたり、ひっぱたいたり、物を投げつけたりしたことがありますか?」という問いと、「親がしょっちゅう、あなたがあざや怪我ができるほど、ひっぱたいたことがありますか?」という問いです。つまり、アメリカ人の1/4以上の人が、子どもの頃に身体的虐待を繰り返されていることが解かります。
・「大人か5歳は年上の人が、性的にあなたを触ったことがありますか?」、「大人か5歳は年上の人が、オーラルセックス、アナルセックス、セックスをあなたにしようとしたことがありますか?」という問いに対しては、28%の女性と、16%の男性が、「はい」と応えています。
・1/8人が「はい」と応えたのは、「子どもの頃、お母さんが、ときどき、あるいは、しょっちゅう、あるいは、毎日のように、無理強いされたり、物や食べ物を横取りされたり、ひっぱたかれたり、物をぶつけらたりしているのを、見たことがありますか?」、「子どもの頃、お母さんが、ときどき、あるいは、毎日のように、蹴られ、なぐられ、グーや固いものを打たれているのを、見たことがありますか?」という問いです。
ひとつの「はい」の数が、1ポイントとして記録され、0~10のエース点数が出てきます。・・・
この後議論になるはずですが、このエース点数と、様々な病気や自殺が、高い相関にあることが解かった点が、画期的なんですね。たとえば、エースが4あった場合、肺炎・慢性閉そく性肺疾患のリスクは、2.5倍、うつのリスクは4倍、自殺のリスクは12倍になることが解かっています。
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