発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.135のブランクから。
家が嫌い
子ども達は親を選べません。また、子ども達は、親が憂鬱すぎたり、怒りすぎたり、ぼんやりしすぎて、自分のために家にいないことや、親が自分の面倒をほとんど見てくれないことも解かりません。子ども達には別の選択肢がありませんから、生まれた家族の中で生きていかなくてはなりません。大人と異なり、助けを頼める人は他にはありません。実際その親が頼りになる人でもね。子ども等は、アパートを借りることもできなければ、誰かと一緒に引っ越すこともできません。子ども等が生きるも死ぬも、親次第という訳です。
子どもは、自分の親が神様みたいな人でも、悪魔みたいな人でも、他に親を知りません。ですから、神様みたいな親にも、悪魔みたいな親でも、馴れるしかありません。その親が、「当たり前」になります。神様みたいな親は良いのかもしれませんが、悪魔みたいな親の場合が深刻です。でも、その悪魔も角や尻尾があるわけではありません。子どもは、自分の親が悪魔だとは気が付きません。社会が病んで貧しいために、親がやむなく悪魔になっている場合は、なおさら、子どもは、自分の親が悪魔だとはサラサラ気が付きません。
今のニッポンです。
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