ルターは、単独者が知り得る最高の良心を手に入れました。
Young Man Luther 『青年ルター』p.231の7行目途中から。
もしもルターが、一番有名なあの言葉「私はここに立つ」を言わなくても、伝説が機を見て生まれたでしょう。というのも、この新しい信条は、(群れることを止めて)自分の足で立つことを決心することから、自分を確かにする人の為のものですからね。でも、自分の足で立つというのは、スピリチュアルな意味だけではありませんから。政治的な意味でも、経済的に意味でも、知的な意味でもあるんですね。自分の足で立った後、その決心のゆえに、恐ろしいこと、この世で一番惨めなことが起こっても、ルターが強調したのは、ひとりびとりの良心でした。その良心があればこそ、平等だとか、人々の代理になることだとか、自己決定だとかいった一連の考え方が生まれます。この一連の考えは、この一件に続く、世の中に起こったいろんな革命や戦争で、エバッタ態度の人たちのためにあるんじゃぁなくて、全ての人が人間らしい暮らしをするために解放される自由の基になるものです。
エリクソンって、本当に、すべての人間の味方ですね。そして詩人です。
詩人の自由が、全ての人にとって最も大事な自由を、簡潔に、しかも、ドンピシャリと、示してくれています。
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