エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

嬉しかったり,バカにされたりすれば,覚えているもの

2017-05-05 06:42:05 | トラウマを負う≪本当の自分≫を取り戻す

 

 

 

 
希望の在り処 : 進化論に欠けがちな、自分が損をしても、他を助ける という視点
   子育てと倫理  「掴み取る」ような眼や耳が必要な場合がありますね。特に安倍晋三政権が、しでかすことは、そうしませんとね。 The life cyc......
 

 発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども。ヴァン・デ・コーク教授の  The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.177, 最後のパラグラフから。

 

 

 

 

 

 ほとんどの毎日の経験は,すぐに忘れられてしまいます。日常生活では,夕方帰宅しても,何かを報告することってありませんでしょ。こころが働くのは,枠組みや地図に従っている場合ですし,いつものパターンでない場合だけしか,注意しませんものね。給料が上がったり,友達が嬉しいニュースを知らせてくれたりすれば,その時のことを細々と覚えているでしょう。バカにされたり,怪我をしたりすれば,一番覚えているものです。怖いことになりそうなことに密かに備えるアドレナリンが分泌されれば,いろんな出来事を覚えていやすいです。たとえ言葉の中身は薄れて行っても,その言葉を言った嫌いな人は,いつまでも忘れないでしょ。

 

 

 

 

 いつものパターンでしたら,強く感じることが起ることは少ないですし,アドレナリンも分泌されずらい。そんなことは細々と覚えていることはできません。しかし,いつものパターンでも,それがバカにされること,傷つけられることであれば,話は別です。クッキリ,ハッキリ,覚えていますもんね。

 

 

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