日本の貧困の根本原因日本の貧困の根本原因は何でしょうか? 今晩は、これを考えてみたいと思います。 識者は、いろいろ言うかもしれません。貧困対策が出来ていないからだ、だとか、生存権が蔑ろ......
Chilhood and Socirty から。p.220から。
山や初めての場所に出かける時に、地図を必ず手にしますね。地図がないと、自分が今どこにいるのか、自分が目指すところは、どっちに行けばいいのか、解らなくなりますからね。それが分からないと、あらぬ方向に行っていることにも気付きませんし、同じところを堂々巡りしていても、そこからどうすればいいのかが分かりませんでしょ。
人生にも、人生の地図があったらいいですね。でもね、人生の地図は、紀伊国屋書店にも、丸善にも、八重洲ブックセンターにも、三省堂書店にも、増田書店(国立市ローカルです、すみません)にも、売ってません。でも、心の地図は、自分と自分の親しい人との間で、創り上げることができます。忘れ物の多い私でも、心の地図は、どこかに置き忘れる心配も、ありません。
子ども(訳注:赤ちゃん)は、手近にいる、いろんな人やいろんな物を使って、遊びます。その子は陽気に愉しく、大きな声を出して、長くバイバイをすれば、見えなくなったお母さんが、またそばに来てくれるのに、一番役立つと分かったり、あるいは、自分の身体のあちらこちらを触ってみたり、自分の顔の、出っ張っりや、開いてるところをあちこち触ってみることに夢中になるやもしれません。これが、子どもの最初の地図になります。それから、この根っこになる地図は、お母さんとのやり取りの中で手に入れるものですが、「世間」で、自分がどのように生きるのが良いのか、ということの最初の指針として、ずっと残るに違いありません。
この根っこの地図が、「大丈夫」と、信頼して生きられる地図になるのか、それとも、残念ながら、「どうせダメでしょ」と、諦めてしか生きられない地図になるのか?
エリクソンは、その地図が「ずっと残るに違いありません」と言ってますでしょ。サイコセラピーをしていて思うのですが、この根っこの地図は、「どうせダメでしょ」になっても、かなりの程度「大丈夫」の地図に変えていくことはできますが、変え切ることは出来ない感じが強くしますね。エリクソンも、完全には治せない、と感じていたに違いありません。
ですから、012歳の時の関わりが、非常に大事な訳ですね。
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