冬来たりなば春遠からじ
今日から第1章。6ページの短い章。
p.1冒頭から。
人を大事にするのは、1つの技術です。人を大事にすることが1つの技術であれば、それなりの知識と鍛錬が必要です。さもなければ、人を大事にすることは、快楽なんでしょうか? それを経験できるのは、偶然で、幸運な場合に「棚から牡丹餅」で手に入れるものなんでしょうか? この小著は、人を大事にすることは1つの技術である、という前提に立っています。でも、多くの人は、人を大事にするのは、快楽だと思ってんですね。
ここを読むと、先日このブログでもご紹介した司馬遼太郎さんの言葉を思い出しますね。「『いたわり』、『他人の痛みを感じること』、『やさしさ』。これは本能ではない。だから、私たちは訓練して身に付ければならないのである」。
人を大事にすることを、これほど分かり易くいったことはないかもしれませんね。すなわち、人を大事にすることは、労わりであり、他者の痛みをかんじることであり、優しさであるけれども、それは訓練して身に着けなくちゃぁ、なりませんよね。
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