「発達トラウマ障害≒愛着障害」と診断・アセスメントすることの大事さを、改めて考えていただけたらいいですね。
発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもは、ADHDと一番間違います。
今朝も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : developmental trauma disorder)をDSM-Ⅴにハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の54目。
今朝は、妥当性と信頼性の章の25日目。今日は、分離不安障害。
分離不安障害の特色は、愛着が不安定なことですから、人を信頼できないかも、人が守ってくれないかも、という警戒した状態を含みます。しかしながら、分離不安障害という診断名は、発達トラウマ障害(DTD)の次のような特色に対応しません。すなわち、(a)特に対人間暴力の影響、(b)不安以外の感情をコントロール出来ない、(c)攻撃的な行動や危なっかしいことをする、(d)自傷、あるいは、(e)自分はダメダァという感じがなかなか改まらない、場合は、分離不安障害とは言いません。
分離不安障害と発達トラウマ障害(DTD)は、愛着が不安定な点で被ります。しかし、ヴァン・デ・コーク教授が示す、(a)~(e)でしたら、分離不安障害とはせずに、発達トラウマ障害(DTD)と診断することになります。
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