インターメッツォ : 生活そのものが、一本筋の通った礼拝になる被災地ではやるもの 被災地で流行るもの。そう言われて、何を想像するでしょうか? 地震、津波、原発事故に伴う放射能汚染。そして、それらの影響? ま......
今晩,またNHKが流した「日本の家族が非常事態 ?」第1集 わが子がキレる本当のワケ (http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170610)は,誤解の偏見に満ちた番組でした。この番組自体に,?をいくつもつけたい気分になりました。こんな間違いを,正しい顔して宣伝するのは,非常に罪深い,と強く感じましたね。 部分的に知識を切り売りする,今のニッポンの学校のようでしたね。
思春期の子どもたちが感情を爆発させる,「切れる」ことを,「アメリカの最新研究」から紹介し,扁桃体のせいにしてましたからね。前頭前野,海馬など,脳の機能も一応説明されていました。しかし,いまのニッポン社会の子どもたちの脳が壊されている,ということには,一言も触れていませんでしたね。
今の「キレる」子どもは,ストレスに反応する扁桃体が,通常より大きくなる変形が起きて,逆に,扁桃体が暴走してストレスに過剰に反応するのを抑制する前頭前野と海馬が,通常よりも,小さくなる,という変形が起きているんです。それが,発達トラウマ障害(DTD)です。アメリカの最新研究をうたい文句にするなら,ヴァン・デ・コーク教授らのトラウマ・センターの研究と治療の方を紹介してもらいたいと思います。
また,「ストレスの原因がスマホにある」かのように言いますね。「ストレスの原因がスマホにある」とするのは大間違いだと言った方が正確です。
子どもらのストレスの最大の原因は,O歳,1歳のときに母親が一緒にしてくれない,ということですし,それは,ニッポンは,母親が低賃金で長時間労働を強いる,病んで不毛な社会だから,安倍・詐欺師ちゃんと悪魔の仲間たちのが,その病んで不毛なニッポン社会を,ほったらかしにしている悪い政治のせいです。
子どもの脳が壊されているのは,脳が発達するO歳,1歳のときに母親が一緒にしてくれないし,脳が発達する子どもの時期を通じて,母子関係が,やり取りのある温もりのある雰囲気であることが,とても少ないからです。
発達トラウマ障害(DTD)は,アメリカでは,「隠れた流行病」the hidden epidemicと,ヴァン・デ・コーク教授は述べています。 ニッポンは,発達トラウマ障害(DTD)は隠れたパンデミック(多くの人が,パンデミックになっているのに,気づいてない)で,ストレスに弱い脳に,子どもの脳が壊されている,ということを,多くの人の知ってもらいたいと,私は今日も,このブログを記しています。
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