エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

#金太郎アメの子育て

2020-12-23 06:57:31 | エリクソンの発達臨床心理
 
#本音を見抜く子どもたち

 #人間らしさ と #神の形 =  #心から優しい #オイコドメン #エリクソンの叡智 #アイデンティティとは #人格全体に深く根を下ろした心の習慣の点で一致 ......
 

 

 「発達トラウマ障害  Enpedia」
  ① EnpediaをGoogle検索
  ② 「Enpedia内の検索」で「発達トラウマ障害」を検索
 の二段階の検索が必要です。
 (Google検索では、「発達トラウマ障害」は検索しにくい操作【おそくら、内閣府情報調査室の仕業,です】が施されています)

 をご参照ください。

 Childhood and Society から。 p.71,第2パラグラフを残します。
 今朝は、p.73の,7行目から。



 私どもが地図にしようとしているのは,いのちの家が目の前に出来ることを賛美することです。それは,人と相対して一心同体に成ることに気付く気付きによれば,内的な促しは,「心から優しい聖書の神様」の響きが共に働いてくださることや,周りの大切な人たちの反応と共に,打てば響く出会いを作り出す時です。

 

 3. 帯,善い振舞い と 感覚

  A. 口と五感

 

 いのちの家が目の前に次第に出来ることを賛美して、打てば響く出会いの最初が起こるのは,生まれたばかりの赤ちゃんが,お母さんの身体と一体だったところからお別れして,お母さんの胸に置かれた時です。お口で身体に取り入れるという,生まれながらに身に着けている,大なり小なり,「聖書の神様のいのちが一巡する結界の置かれた」力は,お母さんの胸一体になりますし,その赤ちゃんにおっぱいをやり,赤ちゃんを快く迎える,大なり小なり,「聖書の神様のいのちが一巡する結界の置かれた」力2人を1つにする心の働き一体になります。母子が一体になる時,赤ちゃんは,お口で生き延びますし,お母さんを大切にしますし,お母さんは,胸で生き延びますし,赤ちゃんを大切にします。お母さんにとって,こうするのは,自分が他の人達から手ごたえを感じている,(訳注:①)相手を大事にする生き方と,相手を大事にすることに伴う(訳注:➁)誇りと,(訳注:③)キリストが繰り返し下さる約束とに忠実に従うことなんです。しかしながら,赤ちゃんにとって,お口のあたりは,歩み寄って隣人に成るという最初の創造的な生き方,すなわち,お母さんと一体になるという最初の創造的な生き方が,三昧になる唯一の場です。赤ちゃんはいまここで,自分が心響かせることを大事にすることを感じ取る入口に,あらゆる心からの優しさを「お母さんが」運んでくれるのを頼りにしています。というのも,少なくとも数週間,赤ちゃんが反応できるのは,あ母さんが目の前に居る場合その時だけだからです。創造に相応しく下に立つおっぱいを赤ちゃんが歓んで吸い、また、吸うことが出来るにつれて、お母さんたちが出す気を飲み込むに連れて,間もなく、赤ちゃんは視野に入るものを目で見る様になります(それはまるで,出会いにしがみ付くことができるようなれば,正しい促しがあると,手を広げたり閉じたりするみたいに)。赤ちゃんは,肌がいいぞと言うものを取り入れているように思います。しかし,こういったすべての五感の感度はとても脆いものです。赤ちゃんの最初の体験が単に赤ちゃんが生き続けることが出来る様にするのではなく,赤ちゃんの敏感な息吹のリズムと消化のリズムと循環器のリズムの息を合わせるのに役立つことを確かにするためには,赤ちゃんの感性にそのままでいいよと伝えることは,ちょうど善い強さと善いリズムがなくてはならない,ということです。ちょうど善い強さと善いリズムがなければ,赤ちゃんが下に立ち母親を敬う気持ちは,たちまち,全てに壁を作ってしまいます。ハッキリするのは,赤ちゃんが死んだり,発達ができなかったりしないように,赤ちゃんが生きていくうえでなくてはならないことと,あってはならないことですが,思うまま自由にやれることは増えてきます。様々な子育てでは,役立つことや必要な仕事を勝手に決める特権を悪用されます。赤ちゃんは一歳になるまで,1日の大部分,おくるみにすっかり包まれていなくちゃと思う人もいるでしょう。でも,赤ちゃんは、自分の眼を掻き出さない限り,泣きだした時にはいつでも,あやされ,おっぱいを与えるべきだと考える人もいるでしょう。また,出来るだけ早い時期に素晴らしい手足を自由に動かせると実感すべきだと思う人もいれば,文字通り赤ちゃんの顔が青ざめるまで,ご飯は待つのが当たり前と思う人もいます。子育てに対する見方全ては,子どもを創造するのは何のためであり,子どもと共に心から自由になるにはどうするのか,という問いに私どもがどう応えるのかに拠ります。次の章で申し上げますが,内的に促す英知があるみたいです。曖昧模糊にみえる子育ての条件の中に,無意識の(訳注:実に不可思議な)計画があんですよ。聖書の神様の結界では,同じものを生み出す子育ては,子どもの頃に呼び覚ました願いと恐れと激しい怒りが、晩年、バランスをひどく失うことになります。

 

 内的に促す英知とは真逆の,金太郎アメのように同じ者を,判を押したように,育てる子育て。

 願いと恐れと激しい怒りが、晩年、バランスをひどく失うことになりますから。

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