日々の心構え次第で、人生はガラリ人生千秋楽を迎えた時に、「いろいろとあったけれども、良い人生だった」と振り返りたいものですね。 The life cycle completed 『人生の巡り合わせ......
発達トラウマ障害(DTD)の子ども。クチナシの香りに敏感です。クチナシの香りを嗅ぎ分けます。
The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.354の、第4パラグラフから。
何よりも、人と一緒にいて安心できる、ということが心の健康のバロメータです。安全な絆があることが、意義深く、満足できる人生の基盤です。教室で伸るか反るかの課題は、やり取りを育てることができるかどうかです。すなわち、真実に人の話に耳を傾けると同時に、自分の話しも真実に聴いてもらうことですし、イキイキと人を見ることであると同時に、イキイキと人から見てもらうことでもあります。私どもは学校の教職員全員、すなわち、教職員、校長、バスの運転手、食堂スタッフに、トラウマが子ども達にどんな影響を及ぼすのかに気付いて、理解できるように教えるとともに、安全と見通しを育むことの重要性、知られもし見守られていることの重要性をお伝えします。私どもが常々確認するのは、子ど達が毎朝名前を呼ばれているのか、教員は生徒ひとりびとりに、生徒全員に、向き合って関わっているのか、ということです。ワークショップや、グループワークや、演劇プログラムみたいに、毎日を出欠を取る所から始めて、皆の心にあるものは何でも、分かち合う時間を毎日とることです。
とても大事なところですね。一番大事にことが書いてあるところだからです。
一番大事なこと。
それは、人とのやり取りを育てることです。
やり取りを育てるためには、まず安全と安心がなくちゃいけませんでしょ。でも、それだけでは全く足りませんね。やり取りするためには、発達トラウマ障害(DTD)の子どもが一番苦手な「信頼」を育んでいかなくっちゃなりません。人は「信頼」=根源的信頼感が豊かであればあるほど、人とのやり取りが豊かにされるからです。逆に、やり取りの深まりに、子どもの根源的信頼感の豊かさを実感できるわけですね。
でも、セラピー関係がよくなっただけでは、これまた足りません。学校での生活の中でもやり取りを育んでいかなくてはなりませんからね。そこで必要なのは、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達がやらかす、人を不安にさせたり、イライラされたりする行動に意味を、学校にいる人たちに伝えて、理解を促すことなんですね。
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