エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

ネグレクトのチェック項目

2016-08-07 01:35:41 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 
共同幻想に流されやすい私たち
  過去の辛かったことに、きちんと向き合わないと、人生は始まらない。過去の辛い歴史にきちんと向き合わないと、外国との関係が始まらないのと、同じです。 Young Man......
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子ども。仕事や研究で、赤ちゃんの相手をしないネグレクトがある場合、音楽と運動の教室で、体全体でリズムを感じることが大事だそうですよ。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.145から。

 

 

 

 

 

 はじめコナーは、ビックリするほどリズム感がありませんでしたよ。つまり、コナーは、一番簡単なリズムに合わせることもできませんでした。コナーが無意識でするロッキングにはリズムがあったのに、コナーは意識的に決まったリズムを刻むことも、決まったリズムを真似することもできませんでした。私は、これは、赤ちゃんの時に感覚刺激が脳幹に行かなかったからだ、と思います。ですから、コナーは高次の脳機能と、低次の脳機能が上手く結びついていなかったんです。コナーが意識的にリズムをコントロールすることで、この脳の部位間の連結を育てることが出来ればと願った訳です。

 

 

 

 

 私はまだ試したことはありませんが、リズムに合わせて何かをすることができるかどうかを、チェックすることは、赤ちゃんの頃にネグレクトされているかどうかのバロメータになりそうですね。

 

 

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