エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

聖書の言葉 : 主のしもべ

2016-12-21 01:19:56 | 聖書の言葉から

 

 

 
発達トラウマと物語
   学問の自由と良心の自由  北星学園が、脅迫に屈せず、人事で自由な判断をすることになりました。昨日(12.18, 2014)朝日新聞で報じられていま......
 

 第二イザヤ(『旧約聖書』の「イザヤ書」は、三つの文書を1つにしたもの、とする有力の説があり、その二番目の部分をこう呼びます)に、「主のしもべ」というくだりがあります。53章です。その部分に触れた、本田哲郎神父様『釜ヶ崎と福音』から。

 

 

 

 

 

 「主のしもべ」というとき、イザヤは具体的にだれをイメージしていたかといえば、やはりさきほどの正義の樫の木と呼ばれる「アナビーム」、貧しく小さくされた仲間たちと同じく、バビロン捕囚の状態にあったイスラエルの民なのです、すべてをそがれてしまった。その彼らを1人の人物として疑心化して描く、それが「主のしもべ」です。

 

 

 

 

 

 この「アナビーム」、抑えつけられている人たち、小さくされた貧しい人のことです。その人たちは、主の、神様のしもべ、とするのが、ユダヤ教の立場であり、キリスト者の立場です。そして、キリスト者は、この「主のしもべ」に十字架に付けられたイエス・キリストのひな形があるとする立場です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 現世考: なぜ、保育士・介... | トップ | 現世考: #日本の自殺者 の ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿