エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

真理の香り 人格の音色 と ビスティス  改訂版

2016-03-09 06:57:55 | ブルース・ペリー教授の『犬』

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 私も、いろんなタイプの母親や、いろいろな学者とお付き合いがありますでしょ。実はそうなんですね。母親からも、いろんな音色、いろんな香りがしてきます。学者からも、いろんな音色、いろんな香りがしてきます。残念なことに、旧約学者の関根正雄先生のような学者には、1人の例外を除いて、最近めったに出会えません。学識と言ったら、その深さ広さは桁外れでしょう。しかし、それを誇る感じが全くありません。むしろ、謙遜の香り、真理の力の、大らかさと悦びの音色があります「ズレテマッセ」の学者の、不遜な匂い、真理の力を知らない、狭量で不機嫌な音色、とは比べ物になりません。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog より、p.210、最後の4行あたりから。

 

 

 

 

 

 

児童精神科医が、統合失調症や自閉症のような病気と、幼い頃の虐待やネグレクトに起因する障害区別(鑑別)することは、現在進行形の手応えのある課題ですし、幼い子どもの時のトラウマが、根本的な、遺伝的脆さを如何に示すか、理解したり、説明したりすることは、いっそう困難でさえあります。たとえば、本当に統合失調症になった人々は、ほかの人に比べて、子どもの頃に虐待されたり、(発達)トラウマを負わされた生育歴がある場合が多いんですからね。すなわち、あらゆる複雑な人間の諸条件は、強力な遺伝的な要素を含む条件でさえもが、環境の影響を受けるものなんです。このような発達トラウマを抱えた子どもたちを治療し、その親たちに対応することに伴う困難は、ジェームズのケースのように、さらに困難なものなのですね親がウソとゴマカシを故意にやるのですからね。

 

 

 

 

 

 繰り返しになりますが、日本の発達トラウマ心理臨床は、アメリカでのそれ以上に、困難です。親がウソとゴマカシを故意でやるだけではなく、大川小学校のご親戚筋のおバカな教育委員会が、口裏合わせばっかりが得意の、ウソとゴマカシを故意にやるからです。

 広島の中学3年生が自殺したというニュースに触れても、大川小学校並みの、口裏合わせの、ウソとゴマカシの悪臭を感じますよ…。

 発達トラウマを抱えている子どもは、例外なく、最初の舞台で躓いていますから、当然に、ウソとゴマカシの正反対の態度を、一番必要としているのです。それは、ギリシア語ではビスティス πιστις、英語ではトラスト trustです(信頼)。これは「信頼」と言う意味であると同時に、関係に対する真実」、「関係を大事にする忠実な態度」と言う意味もあります「信頼」と「関係に対する真実」は、真実な意味で、対にある関係ですからね。

 

 

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