エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

発達トラウマ障害(DTD)は、重症のPTSDでもない

2016-06-14 17:05:10 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 
ルターのケツ言葉
  トイレの神様からは、実に高貴で無垢な自分が生まれてきます。 Young Man Luther 『青年ルター』p206の第2パラグラフから。    ......
 

 

 「発達トラウマ障害愛着障害」と診断・アセスメントすることの大事さを、改めて考えていただけたらいいですね。

 発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもは、ADHDと一番間違います。

 今朝も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : developmental trauma disorder)をDSM-にハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の62日目。

 今朝は、妥当性と信頼性の章の33日目。PRSDとの鑑別の続き。

 

 

 

注目してほしいのは、DSMのPTSDの症状の17あるうちの15は、DSMとPTSDの2つのグルーブにも等しく当てはまります。これは他の5つのPTSDの評価と一致します。すなわ、このサンプル内の、PTSDの有病率と重度PTSDの数は、トラウマにさらされた幅とは無関係だということです。同様に、NCTSN(国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク)の核になるデータでは、発達トラウマ障害(DTD)の診断基準Aが出ている子ども達は、仲間とも、有意に違う症状があります。それはPTSDが重度のコントロール群と比較しても有意に違う訳です。このように、発達トラウマ障害(DTD)の子ども達の中にある発達トラウマ障害(DTD)の症状は、PTSDが重たいからでない、ということは確かです。

 

 

 

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)は重症のPTSDとは、明らかに違う、という訳です。

 

 

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