エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

インターメッツォ: 2つの声

2016-10-19 01:59:10 | 間奏曲

 

 

 
無意識の圧倒的な暴力にさらされ続ける愛着障害の子どもたち
  トラウマは、昔話ではない。トラウマは、無意識の暴力の最大級のものですから、いまここで非常に苦しい苦しみです。 ヴァン・デ・コーク教授のThe body keeps ......
 

 ヘンリー・ナウェンの『魂の向き』Spiritual Direction を味わいます。今宵は、p.40。 声について、ナウェンさんのお話。

 

 

 

 

 2つの声

 

 私の人生の始めから、心の中で2つの声が私に語ってきました。1つの声は言います、「ねえ、ヘンリー、必ず自分のことは自分でやってね。必ず自立した人間になってね。あなたのことを自慢できるように、必ずしてね」ってね。もう1つの声は、「ねえ、ヘンリー、あなたが何処に行っても、世の中の眼から見たら、楽しいことを1つもしてない時でも、イエスの気持ちに適うように必ずしてね。神様があなたを大事に思っている気持ちに適うように、必ずしてね」ってね。…ここに戦いがあり、心の葛藤がありますね。

 

 

 

 

 2つの声。どなたの心の中にでも、こだまする声。

 1つの声は、「自分、自分」に向かう声、自分が得することに向かわせる声。あるいは、その偽装として、「自分の会社のため」の場合もあります

 もう1つの声は、「神様」、「宇宙」、「子ども」、「空」に向かう声

 普通は、1つ目の声のヴォリュームが大きい2つ目の声は、耳を澄ませていないと聴こえない程のかすかな声

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大人の意を汲んでウソを言う... | トップ | インターメッツォ: エリク... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿