約2ヶ月間に渡って色々なビックリ箱状態と遭遇、格闘したW124 300CE君が見事昨日退院してオーナーさんの元へお帰りになりました。
当方の想像を絶する余りにも凄かった不具合の原因箇所の解決を図り、漸く普通に走れる状態にまで漕ぎ着けられました。
1988年式と言う個体で考えますとキチンと定期整備を受けていた個体ならば燃料系統の燃料漏れやプロペラシャフトの中間支持ベアリングが飛んだ状態である訳が無いので今回は当社も目を皿の様にしてこの300CE君と対峙致しました。
先ず最初に不吉な予感がした部分。。。イグニッションONで不点灯の警告灯。。。
メーターを抜いて警告灯の球を確認すると最初から球が入ってない。。。
球を入れるとエンジン始動後、華々しく煌々と点灯する警告灯、走り出して数メーターで煌々と点灯する警告灯。。。😱
中でもABSの警告灯はイグニッションONで点灯。エンジン始動後は消灯。走り出したら数メーターでポンッと点灯する状況。。。
コレって、ABSシステムが休止していると言う事なのだから万が一に急ブレーキを踏んでもABSは作用しないって事やで。。。😱
走り出したらABSモジュールが不調を捉えているって判断している話だとABSのホイール回転センサーの信号前左右、後軸の3点から回転信号が入力されていないと言う話が一番濃厚。。。
で、先ずはよくあるフロントのABSセンサー左右を掃除してみるも症状は変わらず。。。
後軸の回転センサーは逝ったと言うお話は余り聞いた事が無いのでフロントのABSセンサーを左右交換。。。部品納期に2.5週間。。。センサーが日本に無くて本国お取寄せです。。。😓
前ブログ記事にて紹介したプロペラシャフトのセンターベアリングの崩壊やコンパニオンプレートの取付ボルトの脱落など、、、マフラーパイプはUの字に下がってたし。。。😓
キッチリと部品交換とマフラーパイプの修正、マウント交換でマフラーの下がりは修正されて日本の道路運送車両法適合車へと変身致しました。。。😁
こう言った各部分の不具合をひた隠す様な小細工が一杯してあった為に一件一件潰して行く作業に多大な時間を要して、、、結果何とかこの個体の過去の悲惨なヒストリーから来る自動車として機能しない様な危険な部分につきましては解決がつきました。。。
このフロントのAMGバンパーも無理なやっつけ仕事をして装着してあったのでバンパー自体に皺が寄って塗装が割れると言う悲惨な事態になっていたので一旦、バンパー脱着の上で取付状態を見直してバンパーの再塗装となりました。。。
その他オーディオのインチキ配線やら無茶苦茶なドアスピーカーの加工など手直しや配線の修正、ヒューズBOXの換装、フォグランプの車検適合点灯パターンへの配線改造等々の手直し作業盛り沢山を経て、昨日目出度く納車お引渡しの運びとなりました。。。
次の案件はミッションとデフかな。。。やれば駆動系はしっかりするでしょうね。。。🤗
オーナーさんも笑顔で300CE君をお引き取り戴けました。
この度は御用命戴き誠に有難う御座居ました。🙇♂️
さて、師走に入りまして、、、モジュール類の修理が。。。
昔の規格の電子部品の互換性調査に一苦労中どす。。。
世界の何処かに存在してくれよと祈るばかりで。。。😅
昨日点検修理御依頼品の御到着。。。Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ
更に今日も。。。(°_°)
さ〜て、、、気合い入れんとですね。。。
余談ですがウチの営業車UCF30 セルシオ君の右ヘッドライトHIDが不灯になってもーたし。。。
部品取寄せてヘッドライト脱着やわ。。。😓