昨日は稽古日であった。
当教室の稽古は、時間の関係もあり、1つの技を2週かけて完結する形になっている。
1週目は、基本動作・基本技数種・打撃稽古(号令に合わせて突く蹴る)・組手
2週目は、基本動作・基本技(復習)・応用、コンビネーション等検証・打撃稽古(技を抜き出し、ミット打ちや防御法の稽古)・組手
となっている。
昨日は、2週目にあたる日であった。
1週目に比べて2週目は、若干ではあるが、応用色を出して、試験的に稽古法を検証してみる日にしている。
最近は、会員も稽古になれてきて、組手でも「合気道の技を向上させる」という基本の考え方を理解してもらえるようになり、むやみに殴る蹴るを繰り返す組手ではなくなってきている。
そこで、今年から「合気組手」を稽古内容に導入し始めた。
「合気組手」といっても???だろうから、簡単に当団体の組手の分け方を説明したい。
■手首相撲
打撃は一切なし。合気道の間接技や投げを中心にして自由に技を出し合う組手。
■合気組手
手首相撲に打撃の攻撃を認めたもの。現状のルールでは鎖骨より上の攻撃は認めていないので、当教室でもそのやり方を採用している。
以上の組手に、当教室では「打撃のみ(顔面攻撃なし)」の組手を採用している。
※安全面と現在の会員の状況を見ると、この規制で組手を行うことが良いと判断している。(レベルに合わせて、規制に関しては考えていこうと思うが、規制があるからこそ伸びる技術もあるので、各会員に合わせて熟考が必要と思っている)
さて、話を戻して…
その合気組手の際に、他武道の凄さをまた見せ付けられてしまった!
当教室の会員に、テコンドーの指導員がいる。(仮にAさんとしよう)
我々の組手は、規制の関係上、どうしても接近戦を求められる。
テコンドーは打撃中心(一部、関節技も学ぶ様だが…)のため、我々の接近戦を求める組手に困惑している所もあった。
本人も「いやぁ、近づかれると困りますねぇ!」と仰っていたが、いやいやそんな事はなかった!
パンチの距離…いや、それよりも近い間合いから、効く蹴りを平気で出してくる…
その間合いは、我々の一番技の出しやすい間合いだから、タチが悪い!(笑)
その蹴りに、2週連続でうちの会員が組手を一時中断している。
二人に共通していた事は、蹴りを受けて少ししてから効いてくるようだった。
どんな間合いからでも繰り出せる蹴りは魅力的である。
さすが、足技のボクシングと言われるテコンドー、学ぶべきところが多い。
ちなみにそのAさん、以前は組み付かれるのを嫌がって、打撃にばかり頼っているところがあったが、最近は、我々の間合いや合気道の技を意識をして動くようになってきている。
彼なら、合気道をうまくテコンドーに生かしてくれるのではないかと期待している。
また、そういう小さな変化が我々の刺激となり、技術のフィードバックに繋がるのではないかと思っている。
そこで、またいつものように稽古後に色々話をしていたのだが、その時に面白い話が聞けた。
足を前後にとって構えた場合の前足の蹴りの威力について話をしていたのですが、基本は、腰の回転と膝のスナップで打つ蹴りを、それプラス身体全体を使って蹴ることで威力を増すことが出来ると言う話を聞いて、合気道の身体操法にも似たところがあるなぁ、と感じた。
体重全体を技に生かすことが武術には大切だということを改めて感じた。
そして、その為の身体操法が各武術独特な形で発展している事に面白さと、「基本は同じなのだな」と感じた。
自らの体重を生かすには、全体の調和が必要なのだが、さすがにそこまでは文章では表現しづらい…
頭では分かるが、体現するには地道な稽古しかない…
私は評論家になるつもりもない。
今日の気付きは、必ず何かしらの形で稽古で生かしたいし、私も身に付けるべく努力したい。
何度も言うが、やはり武道は面白いぞ!
当教室の稽古は、時間の関係もあり、1つの技を2週かけて完結する形になっている。
1週目は、基本動作・基本技数種・打撃稽古(号令に合わせて突く蹴る)・組手
2週目は、基本動作・基本技(復習)・応用、コンビネーション等検証・打撃稽古(技を抜き出し、ミット打ちや防御法の稽古)・組手
となっている。
昨日は、2週目にあたる日であった。
1週目に比べて2週目は、若干ではあるが、応用色を出して、試験的に稽古法を検証してみる日にしている。
最近は、会員も稽古になれてきて、組手でも「合気道の技を向上させる」という基本の考え方を理解してもらえるようになり、むやみに殴る蹴るを繰り返す組手ではなくなってきている。
そこで、今年から「合気組手」を稽古内容に導入し始めた。
「合気組手」といっても???だろうから、簡単に当団体の組手の分け方を説明したい。
■手首相撲
打撃は一切なし。合気道の間接技や投げを中心にして自由に技を出し合う組手。
■合気組手
手首相撲に打撃の攻撃を認めたもの。現状のルールでは鎖骨より上の攻撃は認めていないので、当教室でもそのやり方を採用している。
以上の組手に、当教室では「打撃のみ(顔面攻撃なし)」の組手を採用している。
※安全面と現在の会員の状況を見ると、この規制で組手を行うことが良いと判断している。(レベルに合わせて、規制に関しては考えていこうと思うが、規制があるからこそ伸びる技術もあるので、各会員に合わせて熟考が必要と思っている)
さて、話を戻して…
その合気組手の際に、他武道の凄さをまた見せ付けられてしまった!
当教室の会員に、テコンドーの指導員がいる。(仮にAさんとしよう)
我々の組手は、規制の関係上、どうしても接近戦を求められる。
テコンドーは打撃中心(一部、関節技も学ぶ様だが…)のため、我々の接近戦を求める組手に困惑している所もあった。
本人も「いやぁ、近づかれると困りますねぇ!」と仰っていたが、いやいやそんな事はなかった!
パンチの距離…いや、それよりも近い間合いから、効く蹴りを平気で出してくる…
その間合いは、我々の一番技の出しやすい間合いだから、タチが悪い!(笑)
その蹴りに、2週連続でうちの会員が組手を一時中断している。
二人に共通していた事は、蹴りを受けて少ししてから効いてくるようだった。
どんな間合いからでも繰り出せる蹴りは魅力的である。
さすが、足技のボクシングと言われるテコンドー、学ぶべきところが多い。
ちなみにそのAさん、以前は組み付かれるのを嫌がって、打撃にばかり頼っているところがあったが、最近は、我々の間合いや合気道の技を意識をして動くようになってきている。
彼なら、合気道をうまくテコンドーに生かしてくれるのではないかと期待している。
また、そういう小さな変化が我々の刺激となり、技術のフィードバックに繋がるのではないかと思っている。
そこで、またいつものように稽古後に色々話をしていたのだが、その時に面白い話が聞けた。
足を前後にとって構えた場合の前足の蹴りの威力について話をしていたのですが、基本は、腰の回転と膝のスナップで打つ蹴りを、それプラス身体全体を使って蹴ることで威力を増すことが出来ると言う話を聞いて、合気道の身体操法にも似たところがあるなぁ、と感じた。
体重全体を技に生かすことが武術には大切だということを改めて感じた。
そして、その為の身体操法が各武術独特な形で発展している事に面白さと、「基本は同じなのだな」と感じた。
自らの体重を生かすには、全体の調和が必要なのだが、さすがにそこまでは文章では表現しづらい…
頭では分かるが、体現するには地道な稽古しかない…
私は評論家になるつもりもない。
今日の気付きは、必ず何かしらの形で稽古で生かしたいし、私も身に付けるべく努力したい。
何度も言うが、やはり武道は面白いぞ!