2/28(火)戸田道場、稽古日誌
■少年・少女部
<打撃稽古>
・前蹴り
空蹴り
・前蹴りディフェンス
一部の保護者の方には受けがいいのですが……
ただ、最近は時代的に、本当に「一部」となってしまっているので、私も意識して変えようとしていることがあり……
それは「叱る」ということ。
私だって、子ども達が憎い訳ではないし、逆に可愛い子達だなといつも思っているくらいで、委縮もさせたくないし、楽しく習い事に関わって欲しいので、叱りたくて叱っている訳ではないんですが……
今回も、叱ってしまいました。
少しい訳をさせてください。
皆と動きを合わせたいから「右足から始めて、号令に合わせて左右で蹴っていきましょう」と伝えているのに「コントかよ!」と言いたくなるくらい左足から蹴り始める子がいる。
その後、身振り手振りで右側とは?右足とは?から教え、私が左右で蹴ってみて、その子にも同じ動きができるかを確認して、皆で蹴りの稽古を再開。
この間、数分。
そして、ディフェンスの稽古の時、同じように身振り手振りで右足で蹴ることを伝えて、見本も見せている。
その子の近くまで行って、私の右足を実際に叩いて「こっちの足だよ」と向きまで合わせて確認もしている。
それなのに、右足で蹴っていなかった……
上手かどうかで叱ったことは一度もありません。
しかし、ここまで説明しても出来ないってどういう神経回路なんだろう?
で、試しに強めに叱ってみる。
すると、嘘のように次からは右足から蹴れるようになっている。
いままで、優しく丁寧に、身振り手振りを使って、他の子達の時間を奪ってまで指導した時間は何だったのか?と。
叱られないと直せないなんて、悲しくなってしまいますよ。
大きな声で叱られてすぐに直せるということは、元々集中していればできることなんですよ。
それを優しく指導しているうちは全くできないとは「集中していないのか」「上手くなりたくないのか」ということになるのかな?と考えてしまう。
今すぐ直せることをボーっとして直せない時に、私はやはり叱ってしまう。
そして、今回叱ったもう一つの出来事。
ベテラン勢の動きにシャープさがない。
蹴る足は力なく、それに対応している受け側も「こんなので蹴りが捌けるのか?」というようなひ弱さ。
端から見ると、適当に手を差し出しているくらいにしか見えない。
後輩たちの見本にならないといけない立場なのに、こんな意識で稽古をしているのか……
と、残念に思いました。
叱からないように……と意識はしていても、以上の様なレベルでつまづかれては、叱りたくもなりますよ。
「右足と左足のどちらからスタートするのか?」「右足はこっちだよ」から始めないといけないんですよ。
未就学児じゃないんだから、左右くらいは手取り足取りの指導じゃなくても、耳で聞いて対応してほしいですわ。
でも、私はそれすら受け入れて「叱ってはいけない」と貫かなければならないのかな???
少年・少女部から一般部に移った会員達は、口をそろえて「先生の態度は、子どもの部と比べて天と地の差がある。一般部では全然叱らないっすね?」と言われる。
私、叱って恐怖政治で人を束ねていきたいというタイプじゃないんですって。
ただ、右足から始めますという、もうなんの難しさもない単純な指示なのに、2度も3度も間違えられると流石にねぇ……
こういう時には、少し気持ちを引き締めるために、叱る行為は意味があるのかな?と思ってしまいます。
45分という短い稽古時間で色々指導するのに、先の様な集中力のいない子達に対して、個々に丁寧に指導している時間がもったいないと思ってはいけないのかな?
だって、強い口調で叱ったら、秒で修正できちゃうんだから!
元々、その子達も出来ることなのよ。
なのに、2度3度と間違える……
それでも、こちらの指導側だけの問題というのでしょうか?
叱ってはいけないというのでしょうか?
賛否両論があり、そのどちらにも、それなりの理屈はあると思いますが……
「叱っちゃいけない縛り」は、私にはできないなぁ……
あっ!子ども達可愛いし、恐怖政治をする気はないけど、メリハリをつけるために、叱る行為は上手に取り入れていきたいと思っています。
普段は優しいし、面倒見もいいけど、間違ったことをしたら、こっ酷くどやされる近所の?親戚の?オヤジみたいな……
でも、先に書いたような今の道場の雰囲気だと、常に叱らないといけなくなっちゃうから、そこは気をつけないといけないけど……
そこで、今後は叱るくらいなら、数回言ってもダメなら見過ごす形で進めることも検討しています。
当然、間違っている子は間違ったまま稽古時間を過ごしますが、稽古の流れが大きく停滞しないので、多くのちゃんとやっている会員に対しては有益な時間となると思います。
審査稽古での指導や先輩と稽古をする中で、自然と覚えていくのでは?という期待もしているので。
見捨てるのとは違って、ある程度の距離をとることで、本人の危機感や学びたいという気持ちの促進につながるような気がします。
子ども達の成長って捨てたもんじゃないと思うし、私がやんややんやいうよりは伸び伸びできるのかもしれない……と。
と、かなり語ってしまいましたが、自分の中の葛藤というか「ホントは子ども達好きだし、叱りたくはないんですよ」「でも、叱ってしまうこちら側の想いも斟酌して欲しい」という、まさに「いい訳」をさせていただきました。
<基本技>
・逆手持ち二ヶ条
本当は、この後に片持ち二ヶ条の指導もしたかったのですが、先の書いたように、お説教も含めた「時間のロス」があったので、出来ませんでした。
会員達の集中力の無さは、こうして自分たちが学べたものも奪っているということを理解して欲しいと思います。
■一般部
<基本動作>
<体捌き>
<運足>
<打撃基本>
・空突き&空蹴り
<審査稽古>
それぞれが、自分の審査科目の稽古をします。
今回の参加者は3名。
その内、今日で辞める会員が1人、3月で地方の学校に進学するので辞めてしまう会員が1人なので、会員Tさん中心の稽古となりました。
・正面突き一ヶ条押さえ
※動画はこちら!
・片手持ち二ヶ条押さえ
・正面突き三ヶ条
初段の基本技は「顔面突き」なんですが、私が勘違いしていて正面突きでやっちゃいました。
一級合格したRに審査は受けないけど、せっかくだから審査科目の稽古したら?ということで、小出しで初段技の技を指導して、その内の一つがこれです。
そして、今回の稽古で辞めてしまう(うちでは長期休会と言っています)会員が一人。
彼も、少年・少女部から始めて一般部に移ってきた子の一人です。
真面目に稽古に取り組んでいたので、2月に辞めたいと言われた時は、かなりショックでした。
色々と経験したいことができたらしいです。
彼が新しいことに興味を持ちチャレンジしたいという気持ちが芽生えたことは、嬉しいことではあるけど、巣立っていく姿を見送る側の身としては寂しいです。
本人にも伝えたんですが……
「合気道辞めたいなぁ…と思ったけど、色々と経験をして、やはり合気道って面白かったんだな!またやってみたいなと思えたら、いつでも戻ってきなさい」
「ここを辞めることに引け目を感じてはいけないよ」
と。
これからやりたいことに向かって、頑張ってほしいです。
写真を撮ろうと思っていたのに、ご挨拶に来てくれたお母さんと話が盛り上がってしまい、撮影を忘れてしまった
まぁ、それはまた会えるということなのかな?と受け止めて、別日に顔を出してくれた時に写真撮ろうかなと思います。
私の指導道場のリンクです!
合気道S.A.岩本道場
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■少年・少女部
<打撃稽古>
・前蹴り
空蹴り
・前蹴りディフェンス
一部の保護者の方には受けがいいのですが……
ただ、最近は時代的に、本当に「一部」となってしまっているので、私も意識して変えようとしていることがあり……
それは「叱る」ということ。
私だって、子ども達が憎い訳ではないし、逆に可愛い子達だなといつも思っているくらいで、委縮もさせたくないし、楽しく習い事に関わって欲しいので、叱りたくて叱っている訳ではないんですが……
今回も、叱ってしまいました。
少しい訳をさせてください。
皆と動きを合わせたいから「右足から始めて、号令に合わせて左右で蹴っていきましょう」と伝えているのに「コントかよ!」と言いたくなるくらい左足から蹴り始める子がいる。
その後、身振り手振りで右側とは?右足とは?から教え、私が左右で蹴ってみて、その子にも同じ動きができるかを確認して、皆で蹴りの稽古を再開。
この間、数分。
そして、ディフェンスの稽古の時、同じように身振り手振りで右足で蹴ることを伝えて、見本も見せている。
その子の近くまで行って、私の右足を実際に叩いて「こっちの足だよ」と向きまで合わせて確認もしている。
それなのに、右足で蹴っていなかった……
上手かどうかで叱ったことは一度もありません。
しかし、ここまで説明しても出来ないってどういう神経回路なんだろう?
で、試しに強めに叱ってみる。
すると、嘘のように次からは右足から蹴れるようになっている。
いままで、優しく丁寧に、身振り手振りを使って、他の子達の時間を奪ってまで指導した時間は何だったのか?と。
叱られないと直せないなんて、悲しくなってしまいますよ。
大きな声で叱られてすぐに直せるということは、元々集中していればできることなんですよ。
それを優しく指導しているうちは全くできないとは「集中していないのか」「上手くなりたくないのか」ということになるのかな?と考えてしまう。
今すぐ直せることをボーっとして直せない時に、私はやはり叱ってしまう。
そして、今回叱ったもう一つの出来事。
ベテラン勢の動きにシャープさがない。
蹴る足は力なく、それに対応している受け側も「こんなので蹴りが捌けるのか?」というようなひ弱さ。
端から見ると、適当に手を差し出しているくらいにしか見えない。
後輩たちの見本にならないといけない立場なのに、こんな意識で稽古をしているのか……
と、残念に思いました。
叱からないように……と意識はしていても、以上の様なレベルでつまづかれては、叱りたくもなりますよ。
「右足と左足のどちらからスタートするのか?」「右足はこっちだよ」から始めないといけないんですよ。
未就学児じゃないんだから、左右くらいは手取り足取りの指導じゃなくても、耳で聞いて対応してほしいですわ。
でも、私はそれすら受け入れて「叱ってはいけない」と貫かなければならないのかな???
少年・少女部から一般部に移った会員達は、口をそろえて「先生の態度は、子どもの部と比べて天と地の差がある。一般部では全然叱らないっすね?」と言われる。
私、叱って恐怖政治で人を束ねていきたいというタイプじゃないんですって。
ただ、右足から始めますという、もうなんの難しさもない単純な指示なのに、2度も3度も間違えられると流石にねぇ……
こういう時には、少し気持ちを引き締めるために、叱る行為は意味があるのかな?と思ってしまいます。
45分という短い稽古時間で色々指導するのに、先の様な集中力のいない子達に対して、個々に丁寧に指導している時間がもったいないと思ってはいけないのかな?
だって、強い口調で叱ったら、秒で修正できちゃうんだから!
元々、その子達も出来ることなのよ。
なのに、2度3度と間違える……
それでも、こちらの指導側だけの問題というのでしょうか?
叱ってはいけないというのでしょうか?
賛否両論があり、そのどちらにも、それなりの理屈はあると思いますが……
「叱っちゃいけない縛り」は、私にはできないなぁ……
あっ!子ども達可愛いし、恐怖政治をする気はないけど、メリハリをつけるために、叱る行為は上手に取り入れていきたいと思っています。
普段は優しいし、面倒見もいいけど、間違ったことをしたら、こっ酷くどやされる近所の?親戚の?オヤジみたいな……
でも、先に書いたような今の道場の雰囲気だと、常に叱らないといけなくなっちゃうから、そこは気をつけないといけないけど……
そこで、今後は叱るくらいなら、数回言ってもダメなら見過ごす形で進めることも検討しています。
当然、間違っている子は間違ったまま稽古時間を過ごしますが、稽古の流れが大きく停滞しないので、多くのちゃんとやっている会員に対しては有益な時間となると思います。
審査稽古での指導や先輩と稽古をする中で、自然と覚えていくのでは?という期待もしているので。
見捨てるのとは違って、ある程度の距離をとることで、本人の危機感や学びたいという気持ちの促進につながるような気がします。
子ども達の成長って捨てたもんじゃないと思うし、私がやんややんやいうよりは伸び伸びできるのかもしれない……と。
と、かなり語ってしまいましたが、自分の中の葛藤というか「ホントは子ども達好きだし、叱りたくはないんですよ」「でも、叱ってしまうこちら側の想いも斟酌して欲しい」という、まさに「いい訳」をさせていただきました。
<基本技>
・逆手持ち二ヶ条
本当は、この後に片持ち二ヶ条の指導もしたかったのですが、先の書いたように、お説教も含めた「時間のロス」があったので、出来ませんでした。
会員達の集中力の無さは、こうして自分たちが学べたものも奪っているということを理解して欲しいと思います。
■一般部
<基本動作>
<体捌き>
<運足>
<打撃基本>
・空突き&空蹴り
<審査稽古>
それぞれが、自分の審査科目の稽古をします。
今回の参加者は3名。
その内、今日で辞める会員が1人、3月で地方の学校に進学するので辞めてしまう会員が1人なので、会員Tさん中心の稽古となりました。
・正面突き一ヶ条押さえ
※動画はこちら!
・片手持ち二ヶ条押さえ
・正面突き三ヶ条
初段の基本技は「顔面突き」なんですが、私が勘違いしていて正面突きでやっちゃいました。
一級合格したRに審査は受けないけど、せっかくだから審査科目の稽古したら?ということで、小出しで初段技の技を指導して、その内の一つがこれです。
そして、今回の稽古で辞めてしまう(うちでは長期休会と言っています)会員が一人。
彼も、少年・少女部から始めて一般部に移ってきた子の一人です。
真面目に稽古に取り組んでいたので、2月に辞めたいと言われた時は、かなりショックでした。
色々と経験したいことができたらしいです。
彼が新しいことに興味を持ちチャレンジしたいという気持ちが芽生えたことは、嬉しいことではあるけど、巣立っていく姿を見送る側の身としては寂しいです。
本人にも伝えたんですが……
「合気道辞めたいなぁ…と思ったけど、色々と経験をして、やはり合気道って面白かったんだな!またやってみたいなと思えたら、いつでも戻ってきなさい」
「ここを辞めることに引け目を感じてはいけないよ」
と。
これからやりたいことに向かって、頑張ってほしいです。
写真を撮ろうと思っていたのに、ご挨拶に来てくれたお母さんと話が盛り上がってしまい、撮影を忘れてしまった
まぁ、それはまた会えるということなのかな?と受け止めて、別日に顔を出してくれた時に写真撮ろうかなと思います。
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