
今日はどうでもいい天気図だった。
昨日の波が残っていたので、サーフィンの方が堅い選択に違いないと思った。
でも胃の調子が悪くて食事を摂れず身体を動かす自信がなかったんだ。
昼前から風は南になり、雲がしっかり北に向かって流れ始めていた。
とりあえず胃に食べ物を詰め込み、5.7ZONEと8’3”のウエーブボードを自転車に積んで海に向かった。
サザンビーチからサイクリングロードに入ってパークを目指す。
ストレートオンショア。心が躍らない。
プレーニングするも雨が降り出す。
これが結構強く降ってきて、水面はぼんやり霧がかかったようになる。
雨は数十分後に止み風も止んだ。
撤収しようかと思ったけど、白河君やトム吉君や波平さんがビーチに立ったまま帰ろうとしない。
15分くらい浜でだらだらしてただろうか。だんだん寒くなってきた。日差しはない。
軽く白波が立ってきたので、ダメモトで出艇。
あれ?走るじゃん? そう板は瞬く間に完プレに入った。
風は西のサイド。雲が切れて太陽の光が差し込む。
その光はゴールドで、白波やセイルや雲のヘリを金色に染めてた。
光は起き合い100Mの海底まで照らした。
水はあまりにも澄んでいて海底の砂は白かった。
今日は茅ヶ崎が沖縄化してしまった。証言者はいるよ。本当の話だ。
水平線には鉛直方向に虹ができあがり、僕は不思議な感覚に陥った。
サーファーは一人としていず、ウインドサーファーは仲間たち数人。
風は優しくも強く安定して吹いた。
日が沈みビーチに上がった。
仲間同士お互い握手をして今日の風を祝福した。
その場にビールがないのがとても残念。
天気は不思議。風が吹くという思い込みだけで粘った僕らにマジックがかかった。
神様のプレゼント。
アーメン & アロハ!