
昨日はシラフ君、アオケン君、他数名で朝霧高原へ行った。
牛の大群を見て、富士山を目前にして、採れたて野菜を買い、搾りたて牛乳を飲んだ。
牛乳は冷たくて、すごくスッキリした味わいだった。
でも後に濃厚な感じだけが喉に残る。
『山っていいですよね。』
『山はいいよね。』
『森林欲情っていいっすよね。』
『情はいらないだろ!』
『マイナス硫黄ん吸いてっす。』
『噴火してないし!』
こんな感じで、のんびり高原の風景を楽しんだ。
ウインドのことは少しだけ話して、多くは仕事に対する現状や理想なんかを話した。
こういうのはとても価値がある。
酒が入らず、波のある海面を見ることなく、男の内面をさらけ出したりする。
実はこういう機会はあまりなかったことに気がついた。
御前崎に行く車の中でもこういう会話があったりする。
とても貴重な時間だ。
お互い大人なので考えながら発言する。
得るものがあったり、相違点を発見したりする。
お互いの利害関係は波乗りのときの優先権の奪い合いだけなので、会話に遠慮がない。
牧場を後にしたのは昼前だった。
『そう言えば少し北上すると本栖湖がありましたよね。』
『行ってみよう!行ってみよう!』
『行っちゃえ、行っちゃえ!』
こんなに近いと思わなかった。ものの数キロで本栖湖へ着いた。
テーブルを広げ、チェアを出した。
コーヒーを出して、コンロで湯を沸かし、鳥のさえずりを聞いて飲んだ。
スケボーで遊び、昼寝をした。
湖面にはたまにブローが入り、大きなセットはビンビン走っていた。
小さなセットでも瞬間ブローでバルカンをしていた。
見たこともないような形のボードがたくさんあり、
それは短く幅広でフィンが長く、テイルは複雑にカットされていた。
自分たちがいかにスラロームゲレンデに遠いところにいるか実感してしまった。
『道具持ってくればよかったね。』僕が言った。
『でも僕の板では沈んじゃいますから。。。』シラフ君は言った。
帰り道、また話をしながら湘南へ向かった。
今度はテント持って、焚き火で静かにキャンプだな。
ナイス、サンデイ!