Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

Koukiatsu Girl

2006-06-16 11:33:14 | インポート


雨だ。
今日金曜日、通勤のとき数箇所で道路が冠水で通行止め。遅刻した。
電車が遅れるのと違って、車で遅れるのは言い訳が通用しない。
雨降るのわかってるなら何故早く家を出ないんだ?とヅラ部長に言われた。
早く出たんだよ!10分も!

ジメジメだ。
でも梅雨は大地を潤し、収穫の秋のために必要な気候なんだ。
それからまだあるよ。盛夏が楽しみになるのだ。
夏は吹かないけど、ロングボーダーの季節になるのだ!

オイラは梅雨に入ると、いつも生まれ故郷の海を思い出す。
田舎の夏は短い。梅雨明けと同時に海に繰り出すんだ。
サーフトランクスの季節はあっという間しかないんだ。

オイラは白のプレリュードにサーファー艇を積んでビーチに向かう。
大学4年のとき学校に行くのは夜だけで日中は毎日海に通った。
研究が磁気に関することで、車の通行が少ない夜しか研究できなかったんだ。

国道7号線から海に下りる道は松林で囲まれていて、林を抜けると真っ青な海が広がる。
平日の海は、お水のビキニオネエチャンで溢れかえってる。
その松林を下りるとき、いつも聴く音楽があった。『高気圧ガール』
これでもか、夏!って感じの歌だったな。風がなくてもウキウキしていた。
太陽と青い空さえあれば良かったな。

ある日、無風で波が頭くらいあった。研究室の連中と海に行ったんだ。
ウインドは無理で、その波で遊んだ。
オイラは足フィンなしのBB。他の連中は浮き輪や、エアーマットだ。
意外と波に乗れるモンで、みんなでBB、浮き輪、エアーマットを交換し合いながら遊んだ。
本当によく遊んだ。サンセット近くまで遊んだ。日本海なので太陽が海に沈むんだ。

海から上がったら疲れすぎて歩けない。
本当に歩けないんだ。
ヨタヨタお気に入りの海の家に向かう。『宝や』っていうんだ。
南国のコテージみたいに洒落ていて、サーファーのたまり場になってる。
カラパナがよくかかっていたよ。
そこでビールを飲んだ。その味は今でも覚えている。
うまいビールの思い出って鮮明にある?オイラはある。
将来は光り輝いていて前途有望で悩みがなかったころだ。
頭の中が車と海と女の子でいっぱいだったころだ。
オイラ的にアメリカングラフィティーのころだよ。ビールが神の水と知ったときだ。

夏はその後繰り返しやって来ている。
ウインドやサーフィンのお陰で海はエンドレスサマーになった。
夏は単なる季節ではなく、心の状態になった。

心の中が夏なら一生夏なんだね。

ただし紫外線には気をつけなくちゃね。
こうはなりたくない。↓