AIRWORK日記

愛知県渥美半島の パラグライダー&ハンググライダースクール 「エアワーク」の日記です。

こんな風がちょうどいい

2010年06月02日 | 仕事

 高塚エリアに向かって太平洋側の国道に出ると、昨日までと違って穏やかな南風のようで一安心。到着時は練習生のかたがソアリングするのには少し風が弱いかなとも感じましたが、風向がとても良いので上昇して飛び続けることができるコンディション。昨日までのような強風はテイクオフが難しくて緊張を強いられるので、やはりこれぐらいの風が安全・安心でちょうど良いのだと感じます。
 高塚でのフライトを見学希望されていたモーターパラのFご夫妻が、お母さんと妹さんも体験フライトで飛ばせてほしいと一緒に連れておいでになったので、それではとまずは妹さんとテイクオフ。30分ほどフライトをとても楽しんでいただけて、お兄さんがモーターパラをやっている気持ちが解ったとのことでした。
 そして次はお母さんの番ですが、年齢を伺うと75歳であるとのこと。え~とこれは、これまで私がタンデムした女性の中では最高齢になるのかな。テイクオフする前は無理をさせないようにとこちらが緊張していたのですが、実際に飛んでみるとお母さんは全く怖がることも酔うこともなく全然平気で、上空からの海岸の風景を堪能しておられたのですが、Fさんちは妹さんもお母さんもとっても明るくて朗らかですね。
 さてさて、次は本題である(?)Fさんの奥さんとタンデム。モーターパラをやっているから基本操縦はできるので、私たちが普段やっている上昇風を捉えて高度を維持することを理解してもらえるように心がけ、途中からは奥さんに操縦を交代してコースを指示しながら飛んでいただくと・・・やはり滑らかに旋回して上昇風帯を上手くトレースできるのですねこれが・・・って、操縦経験があるから当たり前なのかな。地形と風向で上昇風が形成される空域のイメージができれば、すぐにでも一人でソアリングできそうです。
 午後5時ちかくになって、皆も十分に飛んだことだしと帰り支度をはじめたところ、10人ほどの老若男女がテイクオフに現れました。夕方のこんな時間に大勢でなんだろうと思ったら、高塚に住んでいる若いご夫妻が、遠方から遊びに来た親戚に景色の良い場所を見せようと案内してこられたのでした。普段はこの高塚でサーフィンをしているという若いご主人が飛んでみたいということになり、風も弱めながら頑張れば上昇してソアリングできそうだったので、また仲間の皆さんに急いでタンデムの準備を手伝っていただきテイクオフ。弱めだった風は幸いにもその後は強まり、十分な高度を維持して30分ほどソアリング。上昇するとご自宅が見えたようで「あそこに住んでるです」と指差しておしえてくださいましたが、あ、ほんとにすぐ近くに住んでるんですね、それなら奥まった解りにくい場所にある私たちのテイクオフポイントも知ってるはずだ。
 今日は予定外にいろんな人と一緒に飛ぶことができた楽しい一日でした。