AIRWORK日記

愛知県渥美半島の パラグライダー&ハンググライダースクール 「エアワーク」の日記です。

テイクオフが難しい風向

2010年10月17日 | 仕事
 白谷公園で数年前からこの時期にサイクリングのイベントが開催され人が集まるのですが、今回は例年になく大勢なようで駐車場が満車状態。私たちが普段は駐車しない築城競技場の方が空いていたので停められましたが、ここでこんなにたくさんの車を見たのは初めてです。
 衣笠山に登ると北北西の風。この風向は横風になってとてもテイクオフしにくいため、スタ沈して木に引っかかってしまいがちになるので注意です。と思っていたら、やはりひとり失敗してしまいました。滑って登りにくい赤松なのでハシゴをかけて上がって回収作業を開始・・・ん、この赤松も、たしか以前に登ったことがある。テイクオフに失敗した機体が引っかかるのは同じような位置になることが多いので、ランチャー台近辺の大きめな木の多くには私は登っているようです。ちなみにこの赤松の根元にマツタケはありませんでした、残念。松の木といえば、この頃は松食い虫の影響なのか、以前よりも衣笠山の松の木が減っているように感じます。松の枝はパラのラインが引っかかると大変にとりにくいので、個人的にはなくなってくれて少し嬉しいのではありますが。
 テイクオフには難しい風向でも上空でソアリングするのには良い風なので、皆さん順次テイクオフして上昇。

            

  

 練習生の皆さんが全員飛んでから、私も体験の女性とタンデムでソアリング。北西~北北西の風向はよく上昇できるので快調に飛んでいたのですが、しばらくすると急に風が強まってきました。予報と違って今日はもう強風にはならないとも思っていたのですが、怖がりな私は念のためにスピードが速い小さいサイズのタンデム機で飛んだので正解。トリムシステムを使って最大速度で公園の上空に移動してランディング。

  

 その後はしばらく地上練習をして、また少し風が弱まった3時ごろに練習生の皆さんがもう一度ソアリング。その頃には風向が北西になっていたので、それほど難しいテイクオフ条件ではなかったのは幸いでした。
 秋の陽はつるべ落としといいますが、4時ごろになるともう日没が近いなと感じるようになってきました。今日は気温も低めだったので春以降になって初めて、ずいぶん久しぶりにフライとスーツを着用して飛ぶことに。そろそろ装備を耐寒仕様に換えないといけないようです。
 明日はまた衣笠山へ。

              

(↑ まだそれほど遅い時間じゃないのに、夏と違ってもう日没間近の夕方って感じです)