土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

春が来た

2011-04-01 22:47:00 | 生き物色々
 2011年3月21日 暑さ寒さも彼岸までといわれるとおりの風景が

 この日は、蛙たちの大合唱が聞かれました。

 イノシシ団地の下につくってある沈殿池のタデ群落が枯れた後の浮島?に白い物体が。シュレーゲルアオガエルの卵です。


    シュレーゲルアオガエル





 
 卵は畦などの水辺の岸辺に、泡で包まれた3cm-10cmほどの卵塊を産卵します。泡の中には200個-300個ほどの卵が包まれているそうです。モグラが開けた穴などの土中に産卵することも多くあまり目立ちません。ときどきタヌキが?掘り出してたべているようです。孵化したオタマジャクシは雨で泡が溶けるとともに水中へ流れ落ち、普通のオタマジャクシとなって水中生活を始めます。

 泡の塊の中に産卵する習性は多くのアオガエル科のカエルで共通しているそうですが、日本本土産のアオガエル科のカエルでは他にモリアオガエルしかいないそうです。モリアオガエルは水面上にせり出した木の枝などに粘液を泡立てて作る泡で包まれた卵塊を産みつけます。


モリアオガエルの卵塊(2010-6-19 岡山県蒜山高原で撮影)
 






 泡のなかにみえる小さな白っぽい丸いものが卵です。

 蒜山高原のあちこちの水たまりの上の樹上にはこうした卵塊がたくさんみられました。私はテレビでは見たことがありますが、現物を目の前にしたのは初めてで「おお これがそうか」と見とれました。