2013.5.8 ミカンの花が満開になってきました。今年は開花がとてもおそく例年より確実に一週間以上遅れています。
あまいミカンの花の香りに誘われてか、ミツバチたちが一生懸命密の採集をしています。どのミカンの木もぶーーんという羽音がしています。
見ているとニホンミツバチに混じってセイヨウミツバチもきています。ここ山の上ではニホンミツバチのほうが数は多いようです。一方、山の麓の我が家の田圃ではレンゲが咲き誇っていましたが、ここでは圧倒的にセイヨウミツバチのほうが多いのです。
セイヨウミツバチはハウス園芸でナスの受粉に使われています。ナス農家は農協などをつうじて業者からセイヨウミツバチを巣箱ごと購入してハウスの中に入れて働いてもらうのです。
昔はセイヨウミツバチはめったに見ることはありませんでしたが、いまではたまにセイヨウミツバチの分封群が空の巣箱に入ったりすることがあります。しかし、よほど世話ができないと飼育は無理です。秋口、オオスズメバチが襲撃してくるとセイヨウミツバチの元々棲んでいたところにはいなかった巨大な敵との戦い方を知らない彼らは、一匹ずつ戦うため、ことごとく大きな牙でかみ殺されてしまいます。
ミカンの密でおなかがふくらんだニホンミツバチ
これはセイヨウミツバチですが、体格はニホンミツバチよりも少し大きく、体色も腹部が少し黄色が強いです。