2013/8/9現在のマダニ媒介による重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内での確認状況
発症状況概要(8月9日現在)
[発症者数]33人(男性15人、女性18人):うち死者16人
[都道府県別発症者数]
●愛媛県:6人
●山口県:4人
●高知県・長崎県・宮崎県・鹿児島県:3人
●岡山県・広島県・佐賀県・熊本県:各2人
●兵庫県・島根県・徳島県:1人
[年齢別発症者数]
40代:1人 50代:4人 60代:9人 70代:7人 80代:9人 90代:2人 (未公表:1人)
「重症熱性血小板減少症候群」の患者は、2009年頃に中国で初めて発生し、2011年に原因ウイルスとしてSFTSウイルスが確認されました。
患者の発生した地域では、フタトゲチマダニ等のマダニがSFTSウイルスを保有しており、患者の多くはマダニに咬まれることで感染したとみられますが、マダニの咬んだ痕跡のない患者や感染患者の血液・体液との接触感染も報告されているそうです。
現在のところ、有効な抗ウイルス薬やワクチンはなく、対症療法が中心となるそうです。
日本国内で、2013年1月に初の発症者が確認されたSFTSウイルスによる新しいダニ媒介性感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)で、上記のように、これまでに33人の発症が報告され、うち16人が死亡しています。
死亡率がとても高くて、有効な抗ウイルス薬やワクチンはないというのが恐ろしい。
2月26日の厚生労働省からの発表で、2005年に死亡した患者からSFTSウイルスが検出されたことから、このウイルスが以前から国内に存在していた可能性が高いとみられています。
厚生労働省は、3月4日、このSFTSについて「四類感染症」に位置づけ、全ての患者の発生について医師からの届出を義務付けています。
SFTSウイルスを持つとされるマダニ類は、イエダニやヒョウヒダニなどの家庭内に生息しているダニとは異なり、草むらや藪などの屋外に生息しており、全国的に分布しています。
厚生労働省は、屋外の活動で草むらや藪などに入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくするとともに、万が一、マダニに咬まれた場合には無理に引き抜かずに病院で処置するよう呼び掛けています。
私のように、イノシシやシカが絶えず出没するミカン畑が仕事場の場合、ダニの被害をくい止めようもなく戦々恐々といったところです。まして、かれ等の通り道である獣道を頻繁に通ってワナを仕掛ける罠猟師の私はリスクがとてつもなく高いのです。
みなさんも、くれぐれもお気をつけ下さい。
発症状況概要(8月9日現在)
[発症者数]33人(男性15人、女性18人):うち死者16人
[都道府県別発症者数]
●愛媛県:6人
●山口県:4人
●高知県・長崎県・宮崎県・鹿児島県:3人
●岡山県・広島県・佐賀県・熊本県:各2人
●兵庫県・島根県・徳島県:1人
[年齢別発症者数]
40代:1人 50代:4人 60代:9人 70代:7人 80代:9人 90代:2人 (未公表:1人)
「重症熱性血小板減少症候群」の患者は、2009年頃に中国で初めて発生し、2011年に原因ウイルスとしてSFTSウイルスが確認されました。
患者の発生した地域では、フタトゲチマダニ等のマダニがSFTSウイルスを保有しており、患者の多くはマダニに咬まれることで感染したとみられますが、マダニの咬んだ痕跡のない患者や感染患者の血液・体液との接触感染も報告されているそうです。
現在のところ、有効な抗ウイルス薬やワクチンはなく、対症療法が中心となるそうです。
日本国内で、2013年1月に初の発症者が確認されたSFTSウイルスによる新しいダニ媒介性感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)で、上記のように、これまでに33人の発症が報告され、うち16人が死亡しています。
死亡率がとても高くて、有効な抗ウイルス薬やワクチンはないというのが恐ろしい。
2月26日の厚生労働省からの発表で、2005年に死亡した患者からSFTSウイルスが検出されたことから、このウイルスが以前から国内に存在していた可能性が高いとみられています。
厚生労働省は、3月4日、このSFTSについて「四類感染症」に位置づけ、全ての患者の発生について医師からの届出を義務付けています。
SFTSウイルスを持つとされるマダニ類は、イエダニやヒョウヒダニなどの家庭内に生息しているダニとは異なり、草むらや藪などの屋外に生息しており、全国的に分布しています。
厚生労働省は、屋外の活動で草むらや藪などに入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくするとともに、万が一、マダニに咬まれた場合には無理に引き抜かずに病院で処置するよう呼び掛けています。
私のように、イノシシやシカが絶えず出没するミカン畑が仕事場の場合、ダニの被害をくい止めようもなく戦々恐々といったところです。まして、かれ等の通り道である獣道を頻繁に通ってワナを仕掛ける罠猟師の私はリスクがとてつもなく高いのです。
みなさんも、くれぐれもお気をつけ下さい。