土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

久しぶりの更新です ハクビシンの話題

2014-02-08 09:55:00 | 狩猟とナイフ
 ことしも年賀状を書けませんでした。仕事もめちゃくちゃに忙しく今年は1月1日から働きました。これまで正月三が日は完全休業していたのですが。ほかにも色々と出来事があり、ここ数年は年賀状も1月の1日か2日に書いていたのですがとうとういまだにかけていません。おまけに買ってあった年賀はがきがあろうことかあるまいことか行方不明になっていまだ出てきません。
 
 ことしはどうなるのだろう

 久しぶりの更新です。今期もミカンに対する鳥獣被害はひどい状況でした。イノシシ・ハクビシン・タヌキのミカンの実への食害、空からはカラス・ヒヨドリ・メジロが襲撃しシカは葉っぱをせっせと食べています。しかし、今年は鳥たちの被害は昨年ほどではありませんでした。前期はメジロとヒヨドリなど小鳥がとても多くて、ミカン畑は穴を開けられたミカンを収穫時切り落とすため、一面が真っ黄色になりました。切り落としたミカンが重なって地面が見えないほどの被害でした。今期は幸いなことにこれら小鳥が少なくて鳥の被害は少なくてすみました。
 
 ミカンの食害がはじまった昨年の9月からイノシシ4頭、シカ2頭、ハクビシン7匹、タヌキ1匹を捕まえました。

 今回はハクビシンの事を書いてみます。

 

 ハクビシンが食べている木の根元に箱ワナを設置しました。この箱ワナは数年使っていたものよりも一回り大きなワナです。以前の物は奥行きが60㎝でしたがこれは90㎝あります。

 ワナの下や周り一面の黄色い物はハクビシンが食い散らかして落としたミカンの皮です。



 ワナの奥の方に黄色く見える物体が餌です。これをハクビシンが引っ張ると扉がバタンと落ちて閉じ込めるような仕掛けになっています。
 餌はアジの開きのフライです。床には薄皮クリームパンをちぎってまいてあります。



 この箱ワナの優れたところは、後方に扉がありそれを開けて餌が設置できるように作られていることです。奥行きが深いため入り口からは手が届きません。

 さて、60㎝から90㎝へと大きくしたわけですが、60㎝を使っていると扉が落ちていても獲物がもぬけの空ということが度々ありました。よくよく考えているとどうやら大型のハクビシンだと扉が閉まりきらないのではないかと思いついたのです。ハクビシンはとても力が強くて、ストッパーが働かない途中なら扉をこじ開けて脱出することはできそうです。

 ネットで良いものはないかと探してみました。あるわあるわ、大小様々なワナが売られていました。それも値段が安いのです。まあ、ネットなら定価の半額など普通なのですが、私が購入したものは希望価格の半額以下でした。地元の金物屋で購入した60㎝の箱ワナよりも安いのです。さっそく1台購入しました。お金を振り込むと翌日に届いたのにはびっくり。

 これだと大型のハクビシンでもアナグマでも大丈夫というサイズです。

 

 ハクビシンを捕まえました。

 かわいい顔をしているでしょう。

 「この子をいったいどうするつもりなの?!」と抗議の黄色い声が聞こえてきそうですが。

 殺すのです。そうです。殺して食ってしまうのです。

 イノシシやシカは精肉にして、スライスし、パックに詰めて販売し損害の補填とするのですが、ハクビシンは1㎏1万円で販売できたとしても元は取れません。幸いこの肉は日本で獲れる獣の中で最も美味なお肉であるという話しです。友人など「松坂肉なんぞよりもよっぽどハクビシンの方が旨いぞ!松坂肉は食ったことはないけんど」と言うほどです。

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           ーハクビシンー

 生態

 植物食中心の雑食性で、果実、種子、小動物、鳥、鳥の卵などを食べる。中でも果実を好む。熟した果実や野菜などを見つけると毎夜同じ路を辿って侵入するので、獣道が形成される。木登りが得意である。樹洞、タヌキなどの動物が使い古した巣穴などを棲みかにする。民家の軒下・屋根裏などに棲み着くこともある。夜行性で、昼間は住処に潜んでいる。
 年間を通して発情・出産をする。ただし、同じメスが年に2回以上の出産をするかは明らかになっていない。妊娠期間は2ヶ月で、1 - 4子を出産する。母子を中心とした家族で生活しており、10 - 20頭程度の群れを作ることもある。この群れは複数の家族による共同体と考えられる。

  導入

 ハクビシンについて日本の在来種なのか外来種なのかははっきりしていなかった。日本列島に現在生息している個体群は、顔面の斑紋などが他の分布域のものと異なることから、日本に自然分布する固有の独立亜種である可能性を唱える説もあった。しかし、現在は明治時代に毛皮用として中国などから持ち込まれた一部が野生化したとの説が有力である。その根拠として、明治以前の古文書における生息の記載が挙げられるものの、江戸時代に蒔絵に描かれた妖怪「雷獣」はハクビシンではないかという見解もあり、公的機関の文書にもその見解を支持するものもある。また、その他の根拠としては国内においてジャコウネコ科の化石記録が存在しないこと、中国地方や九州に連続的に分布していないことが挙げられる。ただし、導入個体群の原産地や詳細な導入時期に関しては不明である。ミトコンドリアDNAの遺伝子分析の結果からは、台湾の個体群に起源していることが示されている。
 国内に生息しているという最初の確実な報告は1945年(昭和20年)、静岡県におけるものである。古屋義男のおこなった、静岡県における1972年時点での分布に関するアンケート調査がある。関東地方では1958年の神奈川県山北町での記録が初めてとなる。東京都では1980年に八王子市で初めて報告された。1985年に北海道の奥尻島で捕獲記録があり、2002年になって再び生息が確認されている。環境省は、「移入時期がはっきりとしない」として、明治以降に移入した動植物を対象とする外来生物法に基づく特定外来生物に指定していない。

  影響と対策

 果樹園に入り込み、ビワ、ミカン、モモ、ナシ、カキなどを食べ荒らすことで、深刻な農業被害を与えることがある。トマト、ウリ類のビニールハウスに侵入することもある。糖度の高い果樹・野菜を好み、ネットの隙間等、頭部が潜れる大きさの隙間ならば侵入できるので、小さな穴も補修する必要がある。一方で熟した果実や野菜を見つけると、同じ路を辿って毎夜訪れるので、畑の隅などの草むらに獣道状の隙間ができる。このほか、民家の屋根裏に棲み着き、足音による騒音や糞尿による悪臭で、生活被害をもたらす事もある。また、車に轢かれる事故も増加している。
 日本では「鳥獣保護法」により、狩猟獣に指定されている。
 日本において同様の被害をもたらす動物にアライグマがいるが、前述の移入時期の不確定さから、ハクビシンはアライグマと違い外来生物法で特定外来生物指定を受けておらず、駆除対象となっていない。住宅被害などのために、川崎市では2009年(平成21年)度に市民からの相談を受け46頭を捕獲するなどの例はあるものの、捕獲には民家に巣を作ったり果樹園を荒らすなどの実害を理由とした、鳥獣保護法に基づく都道府県などの許可(「有害鳥獣」認定)が必要で、「住宅街をうろついている」など民間人の予防的捕獲は許されていない。香港では野生動物保護法の保護対象となっている。長野県では1976年に県の天然記念物に指定されたことがある(1995年に解除)。

  人間との関わり

  利用
 中国南部では、広東料理、広西料理、雲南料理、安徽料理などの食材として煮込み料理などに用いられている。独特の臭みがあるため、ニンニク、醤油などを用い、濃厚な味にするのが普通。満漢全席でも中国梨と煮た「梨片果子狸」という料理が出された記録が残っている。日本のハンターによれば、肉はとても美味であるといわれている。
 食用の他に、毛を毛筆の材料として利用する場合がある。

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 ウキペディアを引用しているのですが,ここで下線の部分について少し言及してみます.中国で食材として利用する場合,「独特の臭みがあるため」ニンニクや醤油を使い濃厚な味にするのが普通だそうです.ところが私が食べてきたハクビシンはニオイはほとんどありませんでした.これまで食べてきた動物では,豚,牛,鯨,イノシシ,羊,シカ,イノシシ,鶏,タヌキ,ウサギなどなどがあります.これらには,それぞれ独自のニオイがあります.この中でタヌキは特別ですので後で述べますが,これらの食材の中で解体したことがあるのは,イノシシ,シカ,ウサギ,鶏,タヌキです.それぞれ,解体するときから独自のニオイを放っていました.そうそう,アナグマもこれまで2匹捕まえて食べています.美味しかった記憶がありますが,ニオイまでは思い出せません.
 特筆すべきはハクビシンで,解体の時からほとんどニオイについて記憶がないのです.というより臭くないのです.印象が強いのは,これまで解体したどの動物よりも内部(内蔵)がきれいなことです.食道から肛門までどの部位をみてもいやな感じがありませんでした.肝臓もぴかぴかと光沢があり美しさを感じます.小腸などそのまま輪切りにしてフライパンで焼いてたべたらおいしかろうと思ってしまうほどです.もちろん,精肉にして食べました.焼き肉(塩こしょうと市販のタレ)とすき焼き,煮付け(醤油と砂糖)です.まったく臭みはありません.独特のニオイがないというのが特徴?かもしれません.
 あれ?中国産は独特の臭みありとは?
 味については人に依りけり,美味しさの基準についてかなり差があります.しかし,臭いとなるとそれほど個人差はないのではないかと思うのです.
 ウキペディアによりますと,遺伝子からみると台湾産のものに近いということらしいので中国産のものと少し違うのかもしれません.
 さて,ついでにタヌキの話しです.
 タヌキは臭いです.それもとても,たいへん,おどろくほど,顔をそむけて涙を浮かべるほど臭いです.
 つづく

 

  SARS
 重症急性呼吸器症候群(SARS)が騒動となった時、ハクビシンがSARSウイルスの自然宿主ではないかと疑われた。そのため、SARS伝染の媒体になりうるとして、中国で流通が禁止された。2006年の報告によれば、SARSとハクビシンの持つウイルスの遺伝子の一部に違いが見られたこともあり、SARSはハクビシンの持つウイルスが突然変異を起こしたものではないかとの見解も生まれた。その後の調査により、SARSの自然宿主はハクビシンではなく、キクガシラコウモリというコウモリの一種であることが判明した。
        
        青文字部はウキペディアより部分引用
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 重症急性呼吸器症候群(じゅうしょうきゅうせいこきゅうきしょうこうぐん、Severe Acute Respiratory Syndrome; SARS(サーズ))は、SARSコロナウイルスにより引き起こされる新種の感染症。新型肺炎(非典型肺炎、中国肺炎、Atypical Pneumonia)とも呼ばれる。
 2002年11月(広州市呼吸病研究所は7月と発表)に中華人民共和国広東省で発生し、2003年7月に新型肺炎制圧宣言が出されるまでの間に8,069人が感染し、775人が死亡した。

WHOが2003年7月11日に発表した推定値**
国名 発症数 死者 回復
中国 * 5327 348 4941
香港 * 1755 299 1433
台湾 * 307 47 ***
カナダ 250 38 194
シンガポール 206 32 172
アメリカ 71 0 67
ベトナム 63 5 58
フィリピン 14 2 12
ドイツ 10 0 9
モンゴル 9 0 9
タイ 9 2 7
フランス 7 1 6
マレーシア 6 3 3
イタリア 4 0 4
イギリス 4 0 4
インド 3 0 3
韓国 3 0 3
スウェーデン 3 0 3
インドネシア 2 0 2
マカオ * 1 0 1
コロンビア 1 0 1
フィンランド 1 0 1
クウェート 1 0 1
ニュージーランド 1 0 1
アイルランド 1 0 1
ルーマニア 1 0 1
ロシア 1 0 0
南アフリカ 1 1 0
スペイン 1 0 1
スイス 1 0 1
合計 8069 775 7452
(*) 中国本土、マカオ、香港、台湾はWHOにより別々に発表された。
(**) 2003年7月11日がWHOの最終報告。合計は台湾、香港、アメリカにより低く修正されている。
(***) 最終的な合計数は発表されていない。
 2002年11月16日に広東省で40代の農協職員が発症した例が最初とみられているが、2003年5月6日までに報道されたところによると、広州市呼吸病研究所は最初の患者が7月にさかのぼると発表しているとのこと。
SARSが知られるようになったのは、2003年2月のことである。
 中国からの旅行者であるアメリカのビジネスマンがシンガポールへ向かう航空機の中で肺炎に似た症状を引き起こした。飛行機はベトナムのハノイに着陸したが、ハノイの病院でこの旅行者は死亡した。病院の基本的な処置にもかかわらず、彼の処置に当たった医師や看護師が同じ症状を示し、何人かが死亡した。この症候群の病原性と医療従事者への感染は世界中の保健当局を恐れさせた。ハノイ在住のカルロ・ウルバニはWHOへ報告をおこない、2003年3月12日、WHOは世界規模の警報を出した。
 SARSは、トロント、シンガポール、ハノイ、香港、台湾、及び中国の広東省、山西省に広まった。香港での感染源は2月にメトロポールホテルの9階に宿泊した広東省の医師で、ホテルを訪れた16人に感染させた。それらの旅行者はSARSをシンガポールやトロントに広めた。これがもとで3月頃から世界的な罹患者の広がりをみせたと考えられている。
 2003年4月3日、日本政府は、SARSを新感染症として取り扱うことを発表。さらに、4月17日、原因が判明したため、SARSを指定感染症へ切り換える方針を発表した。その後、5月になって、台湾でSARS治療にたずさわっていた26歳の台湾人医師が観光目的で訪日、近畿地方(大阪府内、大阪市営地下鉄、近鉄都ホテル大阪上本町、リーガロイヤルホテル大阪、大阪城など)を観光後、帰国してからSARSを発症していたことが明らかとなり、厚生労働省がその全旅程と立ち寄り先を発表、それらの施設で消毒をおこなう事態へ発展した。
 WHOは2003年7月5日、最後まで台湾に出されていた感染地域指定を解除した。しかし、完全な制圧までにはまだ期間を要するとみられた。また、冬に再流行する可能性が指摘された。
 2003年6月13日現在、WHOがとりまとめたところによると、患者の約9.4%が死亡しており、WHOの推計では致死率は14-15%に達するとみられる。

 WHOによれば、トロント、シンガポール、台湾、ハノイ、中国広東省、香港、そして上海などの地域で局地的なSARSの感染拡大が起こっている。香港では、最初の感染者の一団は3月29日には退院している。6月13日現在までの報告によると、香港での回復例は1,380人になっている。
 おもな症状は、38度以上の発熱、せき、呼吸困難など。病原体は新型のコロナウイルスであることが判明、SARSコロナウイルスと命名された。
 SARSの感染方法はまだはっきりとはわかっていないが、感染者のせき、または、くしゃみの飛沫を吸引することにより感染するか、あるいは付着した分泌物への接触により感染すると考えられている。各国の保健機関はまた空気感染の可能性も調査している。
 2003年後半以降は2004年前半までに計14名の感染患者が報告されている。この内訳は11名が実験施設等における感染事故によるもので、残り3名はそれぞれ感染経路不明の単発的なものである。実験施設等での事故による感染者11名のうち9名は、2004年3月から4月にかけ、北京の国立ウイルス学研究所で発生したものである。これは4月22日に公表され、同研究所は翌日閉鎖、WHOと中国政府の共同調査チームにより調査が開始された。しかし、これも接触者の健康監視等により感染は終息し、5月18日にWHOが終息宣言を出すに至った。なお、日本では2006年(平成18年)12月8日公布の「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律等の一部を改正する法律」により一類感染症から二類感染症に変更となっている。
2010年現在、その後の感染発生の報告はされていない。


       青文字部はウキペディアより部分引用
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 つづく