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ガーバー社歴史的ナイフ

2018-08-09 05:32:00 | 狩猟とナイフ
「ガーバー(gerber)社は、ジョセフ・R ガーバー(Joseph R Gerber)により、オレゴン州ポートランドで1910年に創設された広告代理店だった。(現在も存続している) 1939年、ジョセフ・ガーバーは、お客へのクリスマスギフトのため、行商に来た地元の鍛冶屋デビッド・ゼパニヤ・マーフィー(David Zehaniah Murphy)からキッチンナイフを25セット購入する。
 マーフィーのナイフは、E.C.アトキンス(E.C.Atkins & Co.,Inc.)の弓鋸刃(Hack saw blade)でブレードを作り、 ハンドルは古いアルミニウムのピストンを溶かし、鋳造したアルミニウムハンドルで、主に、切り盛り用のカービングナイフとステーキナイフだった。
 ジョセフ・ガーバーはマーフィーからナイフを仕入れ最初は贈答用に用いていたが、後にガーバーの名で販売するようになる。ウオールナットの箱に入ったナイフは大変な人気となり、ガーバー・ハンドメイド・ブレード(Gerber Hand Made Blades)が創立され、ニューヨークのアバクロンビー&フィッチで販売された。」(wikipediaより引用)
 
 このナイフは広告代理店であったガーバー社がナイフ販売をてがけるきっかけになったナイフの1つです。
 マーフィーが製作したのですが、ガーバー社のお得意様へのプレゼント用だったため銘はどこにも入っていません。
 このマーフィーのナイフが大好評を得たため、これは商売になると判断したジョセフ・ガーバーがナイフ販売に乗りだします。
 当時、マーフィの各種ナイフとともに、同社のあるオレゴン州ポートランドでナイフの製造・販売をしていたバートゥー ナイフ (F BARTEAUX)も仕入れて販売していました。
 Gerber社がナイフ販売のきっかけとなった記念的ナイフの1つです。


 ブレードがロングクリップになっており、後のA&Fハンターに似ています









 状態:ナイフは完品、欠点のないミントです。箱は外観にはほとんど欠点はありませんが、蓋の右下コーナーに軽いヒビがあります。小さなスレなどはあります。ナイフが当たる部位の内張がすれているところもあります。
 80年ほども時を経たナイフとしては、これ以上のものは望めないと思います。また、贈答用に使われた数も少ないナイフがこれほどの状態で残っていた事が驚きです。
 ナイフ 全長:約29.3㎝ ブレード長:約16㎝ ブレード材:帯鋸工具鋼
 ボックス 全長:約32.5㎝ 高さ:約4.7㎝ 幅:約8.7㎝

 販売済み