土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

ウシガエルの不思議

2013-05-20 00:23:00 | 生き物色々
 イノシシ団地のしたにある汚物調整池です。団地に住むイノシシが30頭を超えたので排泄物をそのまま谷に流すのが違法になるので調整池を2段にわたってつくりました。レンタルのユンボを借りて友人に池を掘ってもらったのです。

 この池を掘ってからすでに8年ほどになります。

 池には色々な植物がはえています。このなかで植えたのは「ショウブ」だけです。似たような植物で「ガマノホ」もはえていますがこちらは勝手にどこからかやってきて増えました。

 

 画像中央の大きな植物の左側がショウブ、右側がガマノホです。  

 この池にいつの間にかウシガエルが住み着きました。あれ?ウシガエルだと気づいたのは3年ほど前です。
 ある日突然「ウモ~(ウソ)」と大きな声で鳴き始めたのです。

 この池のある集落は山間にぽつんとある集落で以前はウシガエルはまったく棲息していませんでした。
 いったいどこからどうやってここまでやってきたのだろう。不思議です。

 まったく見たこともなかったウシガエルがいきなり大声で鳴き始めたのにはほんとうに驚きました。



 気がついた時はたしかに一匹だけでした。ところが今年はなんと3匹になっていたのです。

 植物のガマノホは種子がどこからか強風に乗って飛んできたと考えられるのでそれほど不思議には思わないのですがウシガエルの卵や親蛙が竜巻で巻き上げられてこの池まで飛んできた?まさか。
 あるいはカラスが銜えて運ぶ途中に池に落とした?
 
 池を見つけたら放流しないではいられないブラックバス愛好家?のように、池をみるとウシガエルを放り込みたくなる愛好家?がいたりするのでしょうか。

 2013/5/24 これぞ極めつけ!!
 この話のつづきです。

 私はミカンをつくっています。山のてっぺんにそのミカン園はあるのですが、病害虫の防除に使う水は百メートル以上はある下の谷からポンプでくみ上げています。くみ上げた水をコンクリートでつくったため池に溜めてそれを使うのです。

 先日、おとなりのミカン園で仕事をしていたご主人と昼休み、生き物の話がはずみました。

 ウシガエルの不思議を話していたら、何と以前にウシガエルが1匹、ここのため池に突然現れたというのです。

 ここは標高300㍍以上の山頂、穴内川と赤野川の分水嶺。近くには池などまったくありません。
 
 彼は所属していたことがある地域の消防団の飲み会でよく食用蛙を食べていたそうですので、ウシガエルはよく知っています。また、この溜め池にはヒキガエルがよくやってきて、飛び込んではぽっかり浮かんでいます。この日も水を使ったため水位が下がった水面に、外に出ることが出来なくなって途方に暮れているヒキガエルがいました。

 さて、

 竜巻で巻き上げられたものが池に落ちた?
 
 カラスが銜えてきてうっかり落とした?(大きな成蛙だったそうですのでカラスには無理)

 やっぱり池を見るとウシガエルを放さないではいられない変わった人がいる?
 
 二人とも頭の中は???????????????

 この二つの例からみて、やはり私はウシガエルの能力ではないかと思うのです。ウシガエルは止水を好むと思います。この止水環境のニオイを感知する能力がすごいのではないでしょうか。何十㌔も山を越え谷をわたりのそのそ、ぴょんぴょん、どすんどすんとやってくるとしたら。

 ウシガエルの棲息域拡大能力は。

 すごい!の一言です。

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