土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

第二回アカメ釣り大会

2008-08-22 18:52:09 | アカメ釣り大会
第二回アカメ釣り大会
        2008.8.16~17
 昨年と同じ県立種崎千松公園を大会本部にして開催されました。



 画像上は大会本での受付風景
 下、ぺこぺこさんたちがとなりにテントを増設してくれました。
     *************************************************

   第二回アカメ釣り大会開会のご挨拶
        アカメと自然を豊かにする会 長野博光

 大会にご参加のみなさん。

 昨年に続いてきょうから二日間、熱い気持ちを持って南国の巨大魚アカメに挑戦してください。そして土佐の自然の豊かさを実感して欲しいと思います。

 私たちはアカメが絶滅危惧種ではないことを証明しています。しかし、アカメは日本にしかいない、1メートルをこえる肉食の巨大魚であり、その棲息は主に高知県と宮崎県です。こうしたことから見て生物学的に希少な魚であることは間違いないと確信しています。

 アカメは幼稚魚期を特殊な生活で過ごしており、こうしたアカメの子供たちが金儲けの対象として狙われているのが現状です。ある環境下に集中して暮らす幼魚を一網打尽にする行為を毎年繰り返すと危機的状況に陥り、絶滅危惧種に移行するかもしれません。

 「豊かにする会」はこうしたことから、「アカメを県魚に指定し、釣りや観光で活躍してもらいながら、アカメの保育場とそこで暮らすアカメの子供を守る」ことを目的とした「アカメ独自の高知県保護条例」を制定しようと運動しております。是非、ご理解とご協力をお願いします。

 本大会の趣旨はアカメ釣りを楽しみながら、土佐の自然を実感していただき、アカメの生態の調査を行うという贅沢なものです。釣られたアカメには標識をつけて放流します。

 ご参加のみなさんにお願いです。これから「豊かにする会」は長期に渡り標識放流に取り組みます。こちらも、ご協力をお願いします。

 それでは、安全に気を付けられ、楽しく有意義な二日間であることを念願しご挨拶とします。

********************************************
アカメ釣り大会プログラム 2008.8.16~17
 
 【16日】

●参加受付 15日午後2時~

●参加費 300円(レクレーション保険料、飲み物含む)。

●随時、釣り開始。

【17日】

●14:00~ チャリティオークション(アカメと自然を豊かにする会を豊かにする)を行います。

●21:40  大会成果発表:事務局長(詳しくはホームページに 掲載します)

●21:45~21:50  各賞(大物賞、最小賞、最多尾数賞を用意します)は大会の最後に発表、表彰します。(詳しくはホームページに掲載します)

●21:50~22:00  閉会挨拶 :会長

* アカメが釣れたらストリンガーに繋いで本部に連絡(携帯090-1577-7449 と 090-4783-9259に)してください。 可能な限り全てタグ&リリースをします。釣った魚の記録は全てデータ表に記入すること(データ表は下記の表の要領でメモ用紙に書いてください)。

釣り人氏名・住所・電話

(例)赤目 釣造定義、高知県那覇市網走番外地 090-1○○1-4989

全長(頭部先端から尾鰭後端まで)

(例)163.3センチ

体長(上顎先端から尾鰭折れ曲がり部分まで)

(例)153センチ

タグ記号・番号

(例)JG○○○○○○

● チャリティオークション
 みなさんの出品物を参加受け付け時より随時受け付けますので本部にお届けください。
***************************************************************************
 いよいよい大会の始まりはじまり

また別のイノシシが

2008-08-10 18:16:10 | 狩猟とナイフ
 2008年8月10日、稲刈りの準備をしようと田んぼを見に行くとあれ?様子がおかしい。ぐるぐる見て回るとなんとイノシシが侵入していました。
 新しい足跡がぶすぶすブスブスとついていて稲を踏み荒らして稲穂をシゴイて食べています。

 ちっくしょう。2日前に1匹仕留めたので安心していたら別のイノシシにやられてしまいました。

 こいつも獲ってやる!

 一昨日と同じサイズのイノシシのようですので兄弟かもしれません。

 田んぼのすぐ上の山の中に仕掛けてあるワナを見て回ると運のいいイノシシのようで1っ箇所のワナを弾かせていましたが、足を括られること無く逃げおおせたようでした。

自分がやられた

2008-08-09 18:20:45 | 狩猟とナイフ
 2008年8月3日、我が家のコシヒカリを見回りに行くと、やややや!!1
 
 何とイノシシに侵入されて荒らされているではないか!



 私の住む小さな集落では、ここ数年、被害があってもそれほどの大被害はなくなっている。私が徹底的にイノシシを捕獲して来たからです。それでも完全に近くの里山から駆逐することは不可能で、栗のシーズンには山奥からでてきて居着いたり、入れ替わり立ち替わり出没するのです。

 田んぼに侵入したイノシシの足跡をみるとそれほど大きくはないがウリ坊ほど小さくもありません。

 早速、山に入ってワナをしかけました。

 カミさんは「山へあんたの写真でも置いてきたら」といいます。私は「イヤ、田んぼの侵入道へマーキングをしてきた」。

 ワナと私の臭いは効果テキメンでした。それ以来田んぼへの侵入はなくなりました。

 山へ入ってみると単独のイノシシと、子連れのイノシシがいる気配があります。

 8月8日、見回りに行くといつもワナにかかるポイントでまたもかかっておりました。41キロの雄のイノシシでした。小型でしたが丸まると太った焼き肉に丁度のイノシシでした。こいつを食ってやれば腹のムシも収まりそうです。


稲へのイノシシ被害

2008-08-02 07:04:39 | 狩猟とナイフ
 ことしもまた!
 


 画像は安芸市赤野の早稲コシヒカリの棚田です。小さなミステリーサークルのような痕はイノシシが侵入し稲を食い散らかした痕跡なのです。

 被害者から7月23日にイノシシが入ったので駆除に来てほしいと電話がありました。この方は毎年々被害を受けもう5年あまり私が駆除に入っているのです。

 しかし、それっとばかり急いで駆除を始めるというわけにはいかないのです。手順があります。先ず市役所に被害届をだし、それから担当官が現場を見に来て被害を確認し、写真を撮影し駆除の許可を出すかどうかを役所で判断してから、駆除を始めるとなると猟友会に駆除を依頼、猟友会の中の担当地域の駆除隊の隊長に連絡、それから隊員が腕章と許可証を受け取り、その後いよいよ駆除が始まるのです。

 被害届を提出してから数日かかります。

 今回は25日に隊長から私に許可証を届けてくれました。これは早い方です。

 この間、田んぼはイノシシにやられっぱなしです。被害者は田んぼの周りに杭を打ちネットを張り巡らしました。しかし、ネットを食い破られて侵入されたそうです。

昔はイノシシ対策も簡単でした。

 ●散髪屋さんで髪の毛をもらってきて田んぼの周りにまいておく。
 ●貰って来た髪の毛を中途半端に焼いて臭くしたものを回りに撒く。
 ●杭を打ってネットで囲む。
 ●杭を打ってトタンを打ち付け囲む。
 ●トタンでは高さが足りなくなりトタンの上に高さを補充するためネットを張る。
 ●トタンとネットでは効き目がなくなりトタンとネットの外側に2重に杭を打ち1.5メートルほどの高さで古ビニールで取り囲む。
 ●夜中に目覚まし時計で起きて花火をならして回る。
 ●イノシシの侵入道近くで一晩中ラジオを鳴らしておく。
 ●田んぼの四方に軽四、トラクター、などを配置しラジオを大音量で一晩中鳴らし、ライトをつけ、ウインカーをちかちかさせておく。
 ●犬に夜警をたのんで夜は勤務してもらう。

 全てやりました。

 駄目でした。効き目は長いもので数日でした。



 イノシシはこのようにモミを銜えてしごき取り食べます。被害はそれだけでなく彼らはヌタをうつのです。田んぼと稲はどろどろ、収穫は激減です。

 駆除の依頼が来ると、「田んぼの周りに柵(ネットやトタン、鉄筋メッシュ)もしてないのに、やられるのが当たり前だ、それで駆除をしてくれとはおかしい」などと変なことをいう関係者もいるようです。
 
 まったく農民の苦労も現在のイノシシのスーパー能力ぶりも判っていない人の言うこと。

 イノシシが徘徊する里山で細々と稲の栽培をしている農家はお年寄りが多いのです。棚田や山の田んぼの周りに杭を打って柵を設置する作業がどれほど大変なことか!
 その柵がほとんど役に立たないイノシシの傍若無人ぶり。

 今年も知り合いの農民は山の田のなかでは広いで面積であった先祖伝来の田んぼに稲を植えることを止めました。毎年々、イノシシの被害を受けとうとう耕作意欲がなくなったといいます。

 米価は安い、肥料や燃料等値上がりの中、イノシシが耕作放棄に拍車をかけます。

 数十年前まではイノシシ等私のまわりでは動物園でしか見ることはありませんでした。山のてっぺんまでサツマイモを作っていたのです。
 
 柵なしでです。

 

タテガミ

2008-08-01 07:18:26 | 生き物色々
  イノシシのタテガミ
 

 この画像は愛猪ハナ子のタテガミです。

 猪は夏になる前から毛が抜けて夏毛に衣替えをします。ほとんどの毛が抜け落ち白っぽい短い毛に変わります。それもかなり全体的に少なく生えています。

 七月中旬、わずかに残ったハナ子のタテガミを掴むとスルっと抜けるのです。残っていたタテガミを前部抜いてやりました。

 野山で生きている猪たちはいつも薮を抜けたり木にすりつけたりしてこの衣装替えは素早く行えますが、檻の中に入れられていると檻の格子が平面なため身体を十分にすりつけることができないので衣替えがだいぶ遅れます。

 ハナ子は♀で約80キロはあろうかという猪ですが、このような20センチを超えるタテガミが首筋から背中中程にかけて生えています。

 猪は怒ったり緊張したりするとタテガミはもとより体全体の毛を立てます。身体が一まわりも二まわりも大きく見えます。

 烏賊(イカ)を釣る釣り具に餌木という日本古来のルアーがあります。エビを模したもののようですが、昔の餌木には、そのヒゲに猪のタテガミが使われていました。