土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

タテガミ

2008-08-01 07:18:26 | 生き物色々
  イノシシのタテガミ
 

 この画像は愛猪ハナ子のタテガミです。

 猪は夏になる前から毛が抜けて夏毛に衣替えをします。ほとんどの毛が抜け落ち白っぽい短い毛に変わります。それもかなり全体的に少なく生えています。

 七月中旬、わずかに残ったハナ子のタテガミを掴むとスルっと抜けるのです。残っていたタテガミを前部抜いてやりました。

 野山で生きている猪たちはいつも薮を抜けたり木にすりつけたりしてこの衣装替えは素早く行えますが、檻の中に入れられていると檻の格子が平面なため身体を十分にすりつけることができないので衣替えがだいぶ遅れます。

 ハナ子は♀で約80キロはあろうかという猪ですが、このような20センチを超えるタテガミが首筋から背中中程にかけて生えています。

 猪は怒ったり緊張したりするとタテガミはもとより体全体の毛を立てます。身体が一まわりも二まわりも大きく見えます。

 烏賊(イカ)を釣る釣り具に餌木という日本古来のルアーがあります。エビを模したもののようですが、昔の餌木には、そのヒゲに猪のタテガミが使われていました。