今年はミカンの葉がシカに食べられて大変なことになっています。これまでもシカの被害は続いていたのですが、今回の被害は桁違いです。
お隣のミカン農家も悲鳴を上げています。ミカン畑で3本の違うサイズのシカの角を拾った。こんなことは初めてだといいます。
駆除の許可が出ています。くくりワナを設置しました。
設置してから、1週間ほどして、4月11日に小さいイノシシを捕獲。連れ帰ってイノシシ団地に入れました。
4月13日には、またも小さなイノシシが掛かり、同じように連れ帰り団地にいれたのですが、11日のも、13日のもイノシシラミがうようよ取り付いていました。
連れ帰るため足をくくったり口を括ったりで濃密接触をしたため、イノシシシラミもマダニも身体に移っていました。頭がざわざわするので、探っているとマダニでした。捕まえてほっとしているとまたもざわざわ感が。今度はイノシシシラミで2匹も捕まえました。
さて、15日、見回りにいくとまたもイノシシが掛かっていました。それほど大きくないので、また連れ帰ろうと、口や足を苦労して縛り上げたのですが、とても1人では持てないのです。
軽く考えていたのですが、30キロ以上は確実にありそうです。ばたばたと暴れるイノシシを何百メートルも運ばないといけません。
やむなく仕留めました。
足を括る時に気づいたのですが、後ろ足が何かいびつです。片方と比べると一回り太いのです。何とワイヤーと括り金具が内側に出ています。外側は皮が包み込みその中にワイヤーがぐるりと括っていたのでした。
昨年11月、あまりにもミカンの食害がひどいので、ワナを仕掛けたのですが、括ったやイヤーを引きちぎって逃げていましたが、なんとその逃げたイノシシだったのです。私のつくった仕掛けの金具が着いていました。
それにしても、イノシシの強靭さには驚きます。
かみさんに話すと「かわいそうに」などと言うのですが、昨年このイノシシが食べたミカンの量は数百キロになることでしょう。かわいそうなのは私です。