日本中国友好協会東京都連合会事務局長北中一永さんからのメールを転載します。
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各位様
101周年を迎えた「関東大震災朝鮮人・中国人犠牲者追悼式典」 を終えるにあたりまして、暑い中、このように多数参加された皆様に実行委員会として心から感謝を申しあげます。
101年前に起きた朝鮮人・中国人虐殺事件は、日本軍国主義によるアジア侵略と植民地支配、朝鮮人・中国人差別の中で起きた歴史的な事件であり、日本国民として決して忘れてはならない出来事です。
今後予想される大規模震災に備え、民族差別を戒め、災害に伴う差別的流言を許さないことは、東京都と都民の強い責任であると思います。
それにもかかわらず、小池都知事は今年もまた追悼文を送りませんでした。都知事は「朝鮮人・中国人虐殺は無かった」、「朝鮮人は殺されても当然だった」と言ってはばからないヘイト勢力と同じ考えに立っていると言わざるを得ません。
東アジアの平和と友好は、歴史への真摯な反省の上に初めて成立するものです。
しかし、小池都知事を先頭にした、歴史を逆戻りさせようとする勢力が、この追悼碑の撤去や、追悼集会の中止をもくろんでいます。
みなさん、
この追悼碑は、形は小さくとも、東アジア諸国民の友好と連帯を表す大きな役割を果たしているのです。
都知事が心を入れ替え、追悼文を送るまで、私たちの運動をさらに強力に進めて行こうではありませんか。また、この碑をあくまで守り抜こうではありませんか。
それが犠牲になった無辜の方がたへの真の慰霊となると信じてやみません。
皆様のご支援を改めてお願いし、閉式のご挨拶といたします。
日中友好協会東京都連合会 副会長 諏佐剛夫
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(了)