福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

こりゃ凄い! マルティノンのショスタコーヴィチ 45回転復刻盤

2015-01-26 00:02:21 | レコード、オーディオ



二泊三日の大阪音楽三昧ツアーから帰宅して、最初にすることは勿論レコードを聴くこと(笑)。

留守中に届いていたのがコレ。

マルティノン指揮ロンドン響によるショスタコーヴィチ:交響曲第1番&バレエ組曲「黄金時代」。

オリジナルは、Living Stereo / Shostakovich The Age of Gold & Symphony No.1 LSC-2322 Red Seal 

ということになるが、その米Classc Records による45回転復刻盤(片面プレス4枚組)+33回転重量復刻盤の5枚組(未開封新品)である。

33回転盤の付されていたことは届くまで気付かなかったので、ボクにとって嬉しいサプライズだ。

マルティノンの2曲のショスタコーヴィチは、高音質を謳ったゴールドCDで聴いて以来、お気に入りの演奏。

何かの著作で推薦した記憶もあるが、45回転プレスによる超弩級の高音質で聴いて益々惚れ込んた。

45回転復刻盤にも出来不出来はあるけれど、これは上出来の部類と言えるだろう。

超満員の新幹線で帰ってきた旅の疲れが吹っ飛ぶというものだ。

改めて、音楽の力は偉大である。


ブルックナー8 初回出荷分 完売御礼!

2015-01-24 23:04:10 | レコード、オーディオ


HMVにつづき、タワーレコードでも「お取り寄せ」扱いとなりました。

某代理店に取り扱いを断られ、発売できるか否かも分からないという不安の中からスタートしたCDプロジェクトですが、蓋を開けてビックリの上々のスタートとなりました。

いまは、各ショップからの追加のご注文に、どれだけ対応できるだろうか? という、ちょっと不安な状況です。

各コーラスのレッスンには、何組かずつ持参しますので、ご希望の方はワンチャンスを逃すことのないようお願いします。
近日中に代理店へ第2回注文分の発送となり、手元の在庫がなくなるのは必至の状況となりました。

では、引きつづき、ご声援のほど宜しくお願いします。

(スマホからの投稿のため、画像が大きなサイズとなりました。調整法が分からず。暫くはこのままでスミマセン)

ペトレンコのこと

2015-01-24 12:54:59 | コンサート
ペトレンコを大絶賛したばかりだが、昨夜、ブルックナー8リハーサル後の井上道義先生とお話ししたところ、ウィーン響で聴いたときは感心しなかったと仰るし、同席した別の方も、去年聴いたオスロ・フィルがイマイチだったという。

ボクの聴いたロイヤル・リヴァプール・フィルとのラフマニノフとショスタコーヴィチが良かったことは間違いないけれど、オーケストラや作品による印象の違いはあるのかも知れない。

それも含め、今後、動向に注目していきたいと思う。


デイリーセールス第1位!

2015-01-24 09:07:27 | レコード、オーディオ


なんと、福島章恭&愛知祝祭管のブルックナー8のCDが、タワーレコードにて、昨日のデイリーセールス第1位を記録しました。

発売日に予約分がドッとカウントされたという初日限定のランキングとは思われますが、それでも1位は1位。厳然たる事実。1日だけでも公に記録されたことは、大きな歓びです。

ご声援のほど、今後とも宜しくお願いします!

追記
かたやHMVでは、発売早々「お取り寄せ」扱い。また、Amazonでは、「入荷の見込みなし」と、初回出荷分が即日完売された模様です。
タワーレコードでも「在庫わずか」とのこと。有り難いことです。

いよいよ本日発売! 福島章恭&愛知祝祭管 ブルックナー交響曲第8番(かもっくす)

2015-01-23 01:57:36 | レコード、オーディオ

福島章恭&愛知祝祭管によるブルックナー交響曲第8番CD、いよいよ本日発売!

お陰様で、本日現在、代理店での在庫が僅か2組とか!

殊にネットでの注文数が予想を大きく上回ったとのこと。皆様の厚いご支援に心よりの感謝を致します。

どうやら、再出荷の準備をしなくてはならなそうですね。

残念ながら、今のところ再プレスの予定はございません。

ご希望の方は、どうぞお早めにお求め下さい。宜しくお願いします

  

タワーレコード: http://tower.jp/item/3776402/ブルックナー:-交響曲第8番(ハース版),-他

HMV:http://www.hmv.co.jp/artist_ブルックナー-1824-1896_000000000019429/item_ブルックナー:交響曲第8番、バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲、他 福島章恭&愛知祝祭管、古井麻美子、清水里佳子(2CD)_6146347

レーベル:かもっくす 品番:OAF-1410(2枚組)

発売日:2015年1月23日

<DISC.1>[54:45]
1. ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
 中村詩穂(オルガン)、愛知祝祭合唱団
2. バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043(第3楽章のカデンツァはJoseph Hellmesberger版を基にしたもの)
 古井麻美子(ヴァイオリン)
 清水里佳子(ヴァイオリン)
3. ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)第1楽章

<DISC.2>[76:53]
第2楽章、第3楽章、第4楽章

【演奏】
愛知祝祭管弦楽団
福島章恭(指揮)

【録音】

014年10月26日 愛知県芸術劇場コンサートホール(ライヴ)


ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル 初日

2015-01-22 23:38:33 | コンサート

ペトレンコ指揮 ロイヤル・リヴァプール・フィル 2015年来日公演の初日を聴いた。

この日を選んだのは、大宮ソニックシティホールで14時開演というシチュエーションが、長岡帰りに都合が良かったからである。

結論を言えば、指揮、ピアノ、オーケストラ共に素晴らしかった。本当に満ち足りた想いの残るコンサートだった。

辻井伸行のピアノを生で聴くのははじめてであったが、最初の1音で心の全てが奪われた。そう、その音は、我々の暮らす三次元世界ではない、どこか別の世界に鳴っているのだ。そうなると、解釈がどうとかという問題ではなく、その清らかな世界に魅了されてしまう。しかも、打鍵が確かなので音には芯があって、パッセージは美しく煌めいている。
アンコール(曲目は写真参照)もよかったが、次回はリサイタルでじっくり聴きたいと思わせてくれる素晴らしいパフォーマンスであった。

ペトレンコ指揮のロイヤル・リヴァプール・フィルも、憂愁に充ちた音楽。弦の音色には、まるで寒い国の曇り空のような色彩感があって、ラフマニノフにぴったりなのだ。と思いつつ、休憩時間にプログラムを眺めたら、彼らにはラフマニノフの交響曲全曲のSACDがあるではないか! これは、近いうちに注文しなくては!

さて、メインのショスタコーヴィチも出色の出来。漆黒のキャンバスに黒の絵の具を塗りつけていくような第1楽章の美しさから、フィナーレの圧倒的な躍動感まで、とことん音楽を堪能した。これまた、彼らにはショスタコーヴィチの交響曲全集があるようだが、SACDではないのが、少し残念。しかし、ナクソス・ミュージック・ライブラリで聴くことが出来るのは良いことだ。

アンコールの1曲目、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」は、歌心、呼吸、音色、すべてが揃った名演で、溜息しか出ない。こうした小品をかくも格調高く演奏できるということは、ペトレンコは本物の芸術家である証だ。

残る公演の全てを追いかけたい衝動に駆られたが、地方を含め1公演も予定が合わない。甚だ残念ではあるが、今日だけでも聴くことができて良かった、と思うことにしたい。

 

辻井伸行 with ヴァシリー・ペトレンコ
&ロイヤル・リヴァプール・フィル

≪Aプロ≫

ショスタコーヴィチ:祝典序曲(ロイヤル・リヴァプール・フィル創立175年記念演奏)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 [ピアノ:辻井伸行]
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番

2015年1月22日 14:00 於・大宮ソニックシティ 大ホール


着々と

2015-01-21 14:11:48 | コーラス、オーケストラ
東京ジングフェラインによる「マタイ受難曲」東京公演は、来るべき、ライプツィヒ聖トーマス教会公演に向けての壮行演奏会となるわけだが、開催が
来年=2016年1月末に決定した! 日時・会場は以下。

日時: 2016年1月30日(土) 15:00開演
会場: めぐろパーシモンホール

東京ジングフェラインの定期演奏会では、「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」と、県立音楽堂での開催が続いたが、久し振りの都内での演奏会となる。

また、コーラスは、ヴォイス2001主催による厚木支部、長岡混声合唱団も加えた大きな編成となる見込み。

ソリスト陣、古楽器によるオーケストラメンバーも、着々と固まりつつある。

詳細が決まり次第、お知らせしたい。

愛知祝祭管ブルックナー8CD 在庫僅少

2015-01-20 11:56:40 | レコード、オーディオ



いよいよ23日に一般発売を控えた愛知祝祭管とのブルックナー8番のCDてすが、いま自分用に必要な組数を抜いたところ、写真に写っているだけとなりました。

大量に在庫を抱えるのも辛かろうと、プレス枚数を最小限に抑えた結果ですが、嬉しい誤算と言ってよいでしょう。

もちろん、各ショップの在庫はまだある筈なので、店頭やウェブサイトで買えなくなるということは当分ないと思われますが、二度目の出荷があるとするなら、極めて限定的となってしまうことは必至です。

この吉事も皆様の熱いご支援あってのこと。
改めて御礼申し上げます。


消えた! Googleカレンダー

2015-01-20 10:48:07 | コーラス、オーケストラ

昨夜、女声合唱団スウィングロビン役員とスケジュールの打ち合わせをしている最中に事件が起こった。

スマホのGoogleカレンダーの更新ボタンを押した途端、なんとカレンダーが真っ白に!
書き込まれた予定の全てが消えてしまったのだ。

いったい何が起きたのか?

幸いPC上では生きていてくれたので、自分のスケジュールを消失しないで済んだのだが、いやぁ、肝が冷えた。

「こりゃ、面倒でも紙の手帳にバックアップせねば!」
ということで、ご登場願ったのが、この正月、鹿児島に両親を訪ねたときにゲットした県民手帳である。シャレで買ったつもりが実際に役立つとは!

有り難いことに、ちょうど、来年2016年3月までのページがある。お蔭で、聖トーマス教会に於ける「マタイ受難曲」公演までの大凡の予定を書き込むことができた。

こうして、書き込んでいくと、本番まであっという間だ。
とてもノンビリしてはいられない、ということを、天はGoogleカレンダーを通して警告してくれたのかも知れない。

それにしても汚い字である。
お恥ずかしい話だが、最近ペンを持つ機会が減っているためか、書くための筋力の衰えが著しい。もともと字は拙いが、読みにくさに拍車が掛かっている。あとで自分で判読できるかどうか? 
ことによるとGoogleカレンダーより頼りにならないかも知れない(笑)。



再び新宿末廣亭へ

2015-01-18 21:47:37 | コンサート



今日は、赤坂まで、とある商業演劇を観劇に出掛けたのだが、あまりのレベルの低さに愕然とし途中退席。
心の虚しさを埋めるべく、再び新宿末廣亭へと向かった。

既に昼の部の中入り後だったため、圓歌を観ることはできなかったが、小さん、文楽、川柳、市馬ともに、客の乗りも良かったせいか、木曜日より格段に面白かった。これなら満足。

演奏家と同じで、ちょっとした空気の違いで、出来不出来のできることが興味深い。

夜の部では、若手の「鈴々舎馬るこ」が抜群に面白く、今後の出番に注目したい。
猫八、小猫の至芸を楽しんだり、小三治(「初天神」)のジワジワと笑わせる噺に酔ったり、充実の夜となった。金馬(「禁酒番屋」)のお元気な姿を拝めたのも良かった。

赤坂の商業演劇がそこそこ面白ければ、本日の末廣亭詣もなかったわけで、ある意味、あのダメダメぶりに感謝しないといけない。